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治る身体の異世界ライダー  作者: ツナサキ
二章 死の蔓延する国
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二章19 動き出す歯車③

「どういう、事?」


 ハティは息をのみながら正面のベルモンドへと質問を返した。

 するとベルモンドは楽しそうな表情を一変させ、訝しむような表情で、


 「いや……君が作ったんじゃないのか?」


 「作った?」


 「ふむ」


 するとベルモンドは軽く片手を顎に当て、少し考え込むように視線をハティから上へと上げた。

 そしてほんの少しだけ間を置いた後に口を開く。


 「ま、一緒にいる奴だからといって何でも知っているとは限らないのは道理だ。じゃあ質問を変えよう、彼……ヨルとは何処で出会ったかを教えてもらえるかい?」


 しかしその質問にハティは後ずさる。

 確かに自分の前にいるこの男は同族。ハティは彼の全身から出る力の流れのようなものを感じ取っており、そして極めつけに彼の髪色をもう一度見た。


 その上でハティは考える。

 何でこの人はそんな事を知りたいのだろう。作ったとはどういう事だろう。それを知ったところで彼の何になるというのか。


 「何でそんな事を知りたいの?」


 「んー言うなれば、彼の出生にちょっと興味があるってところかな」


 出生。

 それはハティもヨル自身も知らない事だった。故にハティ自身にも答えられることは少なく、


 「どうやって生まれたかは、わからない。ヨルには昔の記憶が無いから」


 そうハティが言うとベルモンドは「ほう」と漏らしながら腕を組み、


 「じゃあ君たちはどうやって出会ったんだ?」


 そしてさらに質問を続けた。

 しかし、彼がそう答えたところでハティは顔をしかめる。


 「何であなたにそんな事を教えなくちゃいけないの?」


 明らかに表情に拒絶の色が見える。そんな表情をしながら心底嫌そうに、吐き捨てるようにハティは言う。

 そんな拒絶の色が濃く見えるハティを警戒させないためかベルモンドは気さくに話し出した。


 「もちろん君が知りたいことがあったら遠慮なく聞いてくれて構わないよ。お互いに聞きたいことを聞く、『等価交換』と行こうじゃないか!」


 ベルモンドは更に笑う。対してハティはさらに目を細めて警戒色を強めたのだが、


 「何が知りたい? そうだねぇ君になら……」


 そのままベルモンドは言葉を続けた。


 「他の狼の眷属の情報とか、何故我々は異能を持つのかについてなんてどうかな?」


 その言葉にハティの心は少しだけ揺れ動く。

 他の狼の眷属。

 まず一番最初に出てきたのは他にもいるんだという安堵感だった。世界で独りぼっちになった感覚をかつて覚えていたハティは無意識に溜飲を下げる。

 その上で会ってみたいという感情と、同族嫌悪のような拒む感情が渦巻いたから。


 そして異能についてもハティは考えたことがあった。


――私は狼の眷属。でも何で狼が持っていたっていう異能を持っているんだろう。


 深い深い森の中。そんな場所で一人思いふける時間がハティには沢山あったためである。


 だがどれだけ考えても答えは出てこない。

 だからこそハティはそういうものなんだと割り切っていた。

 別にあって困るものではなかったし、いざというときの護身用に『牙』は大いに役立ってくれたから。


 そしてヨルが来た。

 ヨルもまた異能を持っており、それを確認して改めてそういうものなんだとハティの価値観は固まっていのだった。


 「おう、知りたそうな顔してるね。じゃあまず異能について教えてあげよう。しかし! これはあくまで僕の見解であるという事、それと僕が情報を教えたら僕の質問を君にも答えて欲しいという事を知っておいてくれよ?」


 ハティは無言でゆっくりと頷く。


 「よし! まず異能は日喰の狼が持つとされるもの。そして狼の眷属全てに託される力でもあるんだ」


 「託される?」


 「そう、託される。まるでこれを使って生きて行けと言わんばかりにね。ちなみに僕の異能は耳、『逃さない耳』だ」


 そう言いベルモンドは自身の耳を軽くチョンチョンと指先で触れる。


 「これらの力が眷族に託される理由……これはあくまで僕の推測なんだけどね」


 そしてベルモンドはハティから視線を外し、まるで遠くを見るかのように目を細めた。


 「目、耳、鼻、牙、爪。これらを統合することで狼が復活し、今度こそ太陽が破壊され夜の大陸から魔物が襲来。朝の大陸は戦火の中に放り込まれ滅びる……ってところかな。でもワクワクしてこないか? 日喰の狼はこの力で太陽を破壊したと言われてるんだ、僕らが力を合わせればそれも不可能ではないと思うよ」


 するとハティはベルモンドを制するように言葉を発する。


 「でも、私の『牙』にはそんな威力は無いよ」


 少しだけ自虐するようにハティは言う。

 しかしそれを聞いたベルモンドはまるでハティの異能が牙であることを知っていたかのように更に笑い、


 「それは仕方が無いさ、『牙』はかなり特殊な力だし、それに君はまだ覚醒していない。異能では星を壊すことはできないからね」


 ハティはよくわからないといった風に首をかしげる。

 するとベルモンドは話が逸れたと言わんばかりに咳払いをし、


 「ちなみに彼、ヨルはどんな力を?」


 ハティは言うかどうか少し迷ったようにした後に答えた。


 「『治る身体』だよ」


 「へぇ……」


 ベルモンドはピクリと眉を動かした後、少し考えるように間を作る。そしてハティがどうしたのか聴こうとした瞬間、口を開く。


 「それは凄い。でだ、僕は君に知識を教えた。君も僕の質問に答えてくれないか?」


 「……いい、けど。どうしてそんなこと知りたいの?」


 ハティは逆に質問を返す。

 しかし聞く内容としては的を射ており、

 いくら少ない同族といえど自身から先に情報を吐いてまで知りたい内容とはハティには到底思えなかった。


 「狼の眷属は数が少ない。 そんな少ない同族同士が出会うことはとても難しいからさ」


 ベルモンドはニコリと微笑む。

 しかしその言葉は正論であったが矛盾をはらんでおり、ハティもそれに気づく。


 「じゃあ何であなたは私を見つけられたの?」


 「それは僕の『耳』の力さ。僕の『逃さない耳』は全ての事象を音で捉える。この場で過去に何があったのかを捉え、現在起こっている事象を捉え、更にはこれから起こりうる事象ですら捉えることができる。その力で君を見つけた」


 「そんな事……できるの?」


 「もちろんいつもできる訳じゃない、知るということは常に等価交換だ。出せる代償も無いのに全てを知ろうとすれば僕は世界から弾き出される。だから通常は『こんな事が起こる可能性』、『真実を匂わせるような事象』を捉えるように調節してるんだ」


 難しげな台詞を長々と小さな少女一人に路地裏で語っているベルモンドは傍から見れば変質者そのものだったが、ハティは興味津々といった風に聞いている。

 新しい事を知るということは山奥で暮らしてきたハティにとっても楽しかったからだ。特に同族のような自分に関係してくる話は特に。


 「私がヨルと出会ったのは日喰が終わった日の夜、私の家の近くにある湖に空から落ちてきたの」


 ハティはベルモンドの話を聞いて少し考えた後、自分も聞かれている事を答えることにした。

 いろいろ話してくれたお礼という意味もあったし、何より話せばヨルが何処から来たどんな人だったのかということが知れるのではないかと思っていたために。


 「湖に落ちた衝撃かどうかわからないんだけど、ヨルは記憶が無かったの。何処から来たのかも、自分の名前もわからないって。だからヨルって名前は私が付けてあげたの」


 ハティは思い返すように語り、小さく微笑んだ。


 その微笑を見て、ベルモンドの表情も優しさが感じられる位に緩む。


 「へぇ……空から。面白い子だね」


 「うん! それに優しいし、ああ見えてすごい努力家だし、笑顔が可愛いし、それなのに男らしいところがあったりして……素で女の子に『可愛い』とか『エロい』とか言ったり、私の事妹みたいに見てる時あるし、たまに本音が漏れたりするのは問題だけど……」


 ハティは少し表情を暗くするもその目は輝いている。

 

 「でも、私をここまで連れ出してくれたから……今度は私が助けてあげるんだ!」


 そこまで言った後でハティは気づいた。

 同族とはいえ会ったばかりの初対面の人に自身の本音を楽しげに語っているということに。

 そのため気恥ずかしさのあまり顔を赤くしてハティはたじろいでいると、


 「なるほど、随分好きなんだね。ヨルの事が」


 「あぅぅ」


 更にハティが顔を赤くして悶えているとベルモンドは小さく息を吐いた後で言った。


 「まあ僕に君の交友関係に口を出す権利は無い。君が良いならヨル少年と末永く幸せに暮らすと良いさ」


 「す、末永くって……」


 「けど、あれは果たして人並みの幸せを手にしてもいい存在なのだろうか……あの在り方は余りにも異質だ」


 ベルモンドは声のトーンを落とし、ハティから視線を外して独り言のように言葉を紡ぐ。


 「興味は尽きぬところだが、彼の前に出て行くには僕は余りにも自衛力に欠けているしな」


 ハティはよくわからないといった面持ちでベルモンドを見つめる。

 するとベルモンドも余計なことを行ってしまったといわんばかりに咳払いをし、


 「まぁ何と言うか、彼、ヨル少年は一人なんだろう? なら一緒にいてあげると良い」


 ハティはその言葉に対しあまりよくわかっていないように「うん!」と返事をしながら、


 「ねぇねぇ、どうせならヨルにも直接会ってみない? そのほうがいろいろわかると思うの!」


 ハティは気さくにそう話すが、ベルモンドの表情はそれを肯定しないような雰囲気を醸し出しており、


 「悪いね。しなくてはいけないこともあるし、彼と会うことはできない。君から僕と会ったとでも話してあげてくれ」


 「えー? ちょっと会う暇もないの?」


 「あーまあ、うん、そうだね」


 ベルモンドは曖昧な返事を返すがハティはあまり納得していないようにベルモンドを見つめており、少し居心地が悪いといった表情をしている。


 「その代わりといっては何だけど、狼の眷属についての情報を教えてあげよう」


 ベルモンドはそう切り返し、強引に話題を変える。

 その仕草からはヨルに会ってほしいというハティの思いを快く思っていないという雰囲気が漂っていたが、


 「ホント!? 教えて教えて!」


 そう切り返されたハティは見事に釣られた。

 といっても同族をほとんど見たことがないハティにとっては仕方がないのだが。


 「ああいいとも。まずは誰からいこうか……最初はやっぱり『ダルス』かなぁ」


 「人数ってどれ位いるの?」


 「ん、ああ。狼の眷属は数える位しかいないよ。君たち以外で僕が知っているのは四人さ」


 そしてベルモンドは指を三つ立てながらそう言い、反対の手で自身を指差しながら、


 「そのうち一人は僕さ」


 「四人……」


 「まあ気をつけなよ、少ないってだけで僕らを欲しがる奴らは沢山いる。この国ではそんなことは無いだろうが……他の国で行くときには用心しな」


 ハティはその言葉に複雑そうな表情をするが、その目には明るみが帯びている。


 「じゃあダルスから教えよう。彼は『光を憎む目』の持ち主で……」


 そこまでベルモンドが口にした瞬間、彼の全身が一瞬強張る。

 そしてその顔に冷や汗をにじませながら突然取り乱したように辺りを見回した。


 しかしベルモンドの視界に入ってくるものは薄暗く汚れている建物の壁のみ。一瞬恐怖とも取れるような表情を浮かべたベルモンドにハティは声をかける。


 「どうかした?」


 「い、いや、なんでも、ない」


 そう言う声は少し震えている。

 すでにベルモンドの表情や所作からは恐怖が消えており、そんな様子は感じさせないがまだ動きの一つ一つが強張っており、少なくともベルモンドに何かがあったという事はハティにも容易に見て取れる。


 「ごめん、用事が出来た。これから話すって時に申し訳ないんだけど……」


 「え?」


 ハティが突然脈絡のない事を言うベルモンドに疑問符を浮かべた瞬間、ベルモンドはハティの反対側の路地裏へと走り出した。


 「ちょ、ちょっとどこ行くの!?」


 逃げるように狭い道を駆けていくベルモンドの背にハティは呼び止めるように声を掛けた。


 「また会えた時に色々話そう! つまり、また会おう!」


 「え、えぇぇぇ!?」


 それだけを言い残すとベルモンドは路地裏の闇へと消え去ってしまった。

 突然の話し相手の逃亡により一人残されたハティは愕然としながらも追いかけるような仕草は見せず、ベルモンドが走っていった方とは反対の道へと渋々歩いて行き、


 「何だったんだろう? 急にどこかに行っちゃってさ」


 ハティは不満げに呟いた。





______




 「ええ!? 狼の眷属と出会ったのかい!?」


 ベルモンドと出会った後、ハティは仕事の完了を報告するためにセセラギ卿との待ち合わせ場所へと足を運んでいた。

 その際ハティはベルモンドとの遭遇、会話があったことを話した。


 「うん、でも用事が出来たってすぐにどっか行っちゃったの。聞きたい事だけ聞いてさ」


 ハティは少しいじけたように言う。

 するとセセラギ卿は少しだけ考え込むような間を置いた後に、


 「ま、でも仲間が他にもいるって知れただけでも良い事なんじゃないのかな? 私に何が分かるんだって話だけれどね」


 「うん、それは知れてよかった」


 ハティは表情に明るみを戻してそう言う。


 「それよりも荷物のお届けご苦労様! はいじゃあお礼を上げよう!」


 そう仕切り直すようにセセラギ卿は言い、懐から出した金色に輝く硬貨を親指でハティの方へと器用に飛ばした。


 「わあ、ありがとう! それじゃ私用事があるから!」


 危なげなく飛んできた金貨をキャッチしたハティは、手のひらに収まった金貨を見て嬉しそうな表情を浮かべながらもうお前に用はないと言わんばかりにその場を後にする。

 路地裏から一瞬でハティは消え去り、セセラギ卿だけが残された路地裏に彼の声が響く。


 「もう行っちゃったよ。そのベルモンド君とやらの話をもっと聞きたかったんだけどなぁ」


 「仕方ないですよ、ハティちゃんはヨル君大好きですから。おっさんに構っている暇は無いんですよ」


 セセラギ卿の背後、更に路地裏の影は暗くかかっている場所から綺麗な女性の声が響く。

 しかしながらセセラギ卿は突然の声に全く驚いている様子を見せることも無く後ろを振り向き、


 「え? あの二人兄妹じゃないの?」


 疑問を口にした。

 すると路地裏の陰からは緑色のアホ毛が顔を覗かせ、次いでその整った執事服に身を包んだ麗人が現れた。


 「というかエル君。殺し屋みたいに私の後ろから出てこないでくれるかな」


 「それは失礼」


 そう言いながら闇から現れたエルは自身の髪を軽く撫でる。

 執事服が黒を基調としている事も相まってかエルの全体像は闇に溶けるような姿かたちをしており、パッと見ると緑色の髪が浮いているようにも見えなくもない。


 「それで先程の質問の答えですが、ハティちゃんとヨル君は兄妹ではありませんよ」


 「そうなのか」


 セセラギ卿は納得したように首を振る。

 だがさらに疑問が出てきたようで振っている首をかしげながらエルに向けて言った。


 「それはともかく、そろそろ聞かせてくれるよね? 何で私にハティ君へ仕事を依頼してほしいなんて言ったんだい? それも報酬のお金を君が用意してまで」


 その問いにエルは少し間を置いた後、


 「可愛い子に物を与えて喜んでいる様を見たかったからです」


 「発言が変質者の発言なんだが大丈夫かい?」


 「嘘です本音が漏れました」


 「どっちだよ……」


 セセラギ卿はエルの独特なノリに少し呆れるように息を吐いた。


 「実はハティちゃんあれなんですよ。生活に必要な食糧費やらの出費、全部自分がベルウィングのお屋敷でお手伝いしたときのお金を使っているんですよ」


 「ふむ」


 「それでよく衣料品店の店先で服とか見てるんです。買わずに」


 「ほうほう」


 「しかも最近はヨル君にプレゼントしたいものがあるらしくてですね。ここは私から餞別として生活を安定させられるようなお金を差し上げようかなと思ってですね」


 エルは半分顔をニヤケさせながらもそう言う。

 

 「なるほど、それにしては大金だけどそういう事だったのか。でも報酬としてこれを渡してくださいって私に託すなんて面倒な真似するより『これ生活の足しにしてください!』って直接渡せばよかったんじゃない?」


 「それだとなんか気恥ずかしいじゃないですかやだー」


 照れくさそうにエルは言うが、質問をしたセセラギ卿はまだ疑問が解消されていない様だった。


 「うんまあそれはいいんだけどさ」


 「何です? まだ何か質問が?」


 「肝心なのは何でハティ君の動向、思っている事、お金をどう使っているのかをエル君が完璧に把握しているかが気がかりなんだけ……あ! 無言で逃げるな待て!」


 エルはセセラギ卿が話し終える前に既に路地裏の奥へと駆け出しており、セセラギ卿はそのエルを追って走り出した。


 「いやいや別に短い間とはいえ一緒に暮らしていたから妹と弟が家出したみたいな感覚で寂しくなってつい後を付けていたとかではありません!」


 「こんな清々しい変態初めて見たよ!」


 「へーんだ! 小っちゃい少女を路地裏に引き込んで荷物運びさせてるおっさんに言われたくないですよーだ」


 「いやそうしてくれって言ったのは君だろ!? てか私は結構偉い人なんだけどね!」


 するとエルは走りながら追いかけて来るセセラギ卿を視界に捉えながら、


 「いや、私が小さい頃から会ってるからその辺の気さくなおっさんとしか思っておりませんので」


 「君の中で私の評価どうなってんの!?」


 「体を叩くとありとあらゆる国の名物が転がり出てくるお土産おじさんですかね」


 「わお! 意外と的確!」


 そうして路地裏には誰もいなくなり、静寂が再び訪れる。

 その後、街の有名な装飾品店に金貨一枚だけを握りしめて白と黒の髪色をした動物的な可愛らしさを持つ少女が目撃されたとか。



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