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『小説家になろう』というサイト名への異議申し立て ~売れなければ小説家ではないという欺瞞~

作者: もりゃき.xyz
掲載日:2026/01/28

## はじめに


『小説家になろう』というサイトの目的は、おそらく商業小説家になろうという意味でしょう。


 では?小説を執筆している皆様は、商業作家ではないから『小説家ではない』という意味になりますが、これを漠然と受け入れていませんか?


 この件について、論理的整合性の観点から見ていきたいと思います。



## 『売れてない小説家は果たして小説家なのか』


 表題のような言葉を、とあるSNSで読みました。

 まず、私は不快感を覚えました。


 つまりこれは『売れてなければ○○という職を名乗ってはいけない』という論理構造をしています。

 そうですよね?商業作家であろうとも『売れてなければ』その要件を満たしていないのではないか、という問いになるのです。



## ゴッホは画家ではない?基礎研究者は研究者ではない?


 皆さんゴッホはご存知だと思いますが、生前は評価されなかった画家です。

 ゴッホに限らず、芸術関連ではこのようなことがよくあります。


 また、理系での基礎研究者という方もいらっしゃいます。

 たとえば、数学の難解な研究をして、何かしら結果が出たとします。

 しかし、それは『現時点、何に役立つのか本人でさえわからない』となります。

 当然、そんな研究を企業に売り込むことは困難です。


 あなたはゴッホは画家ではない、基礎研究者は研究者ではない、と言われて納得がいきますか?



## IT世界の大物でさえ、プログラマではない?


 皆さんはGNU/LinuxというOSをご存知ですか?

 インターネットのサーバー、例えばこの『小説家になろう』系列のサーバーもLinuxで動いているでしょう。


 しかし、GNU/LinuxはGPLというライセンスで――事実上、無償の義務で配布されています。

 あなたも望めば、自分のPCに無償で入れることが可能です。


 GPLライセンスを作り、数多くのプログラムを作成したリチャード・ストールマン。

 Linuxの中核部分を開発し続けているリーナス・トーバルス。


 GNU/Linuxが無償である以上、彼らは『プログラムで稼いでいる』とは一概に呼べないわけです。

 付加価値、すなわち『講演に出る』だったり『サポートを行う』だったりで、収益を上げるのがGPLの理念そのものですから。


 そう、GNU/Linuxを支えるストールマン、リーナスといった大物でさえ『プログラマではない』ということが、論理的に導き出されます。


※当然ですが、IT界隈でそんな事を言えば袋叩きに遭います。



## 『小説家になろう』という名前の欺瞞


 さて、それではあなたの視点に戻りましょう。

 こんな場末のエッセイを読んでいる時点で、申し訳ないですが商業作家だとは思えません。


 しかし、今までの論理を組み立てるならば……?


 そもそもの『小説家になろう』運営たるヒナプロジェクトが、それを認めないというのならば……。

 それは「うちのサーバーはプログラマじゃない人が作ったOSで運営しています」という主張になるからです。


 そんな馬鹿な、とは思うでしょう?

 GNU/Linuxに連なる多くのプログラマを『プログラマではない』とは、全く思えないでしょう?


※『GNU/』は省略されることが多いです。


 それと同じ事が、あなたにも言えるのです。

 小説を書き、発表している。

 すなわち『小説家である』と規定しなければおかしいのです。


 結論として『小説家であるあなたに対し、小説家になろうと言っている』それが欺瞞であると……論理的に決着がつきます。



## おわりに


 みなさんも、何か違和感を抱いた時は、論理的に考える思考の癖をつけましょう。

 それは、きっとあなたの作品を高める役に立ちますから。


『売れてない小説家は果たして小説家なのか』


 このような言葉は、仮に自虐であろうとも、許してはなりません。

 たとえば本来なら刑法に抵触する『いじめ』を『いじり』『ジョーク』と呼ぶような行為です。


 当然おわかりですよね?ヒナプロジェクトは『有罪』です。


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