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深淵の踊り子【完結済み:全23話+スピンオフ3話+資料4話】  作者: ぽこっち
深淵の踊り子スピンオフ〜突撃☆インタビュー〜
30/30

突撃☆インタビュー リートニッヒ編

※本作には深淵の踊り子本編のネタバレを多分に含むので本編読了後に読むことを強く推奨します。


また、世界観が崩壊しているので本編のシリアスな雰囲気を大切にしたい方は閲覧をお控えください。

記者 : 皆さん、大変長らくお待たせしました!

遂に〝深淵の踊り子〟もう一人の主人公とも言えるあの方にお越しいただきました!

突撃☆インタビュー今回のゲストのリートニッヒ•ロウゼン•ナウゾロフさんです!

リートニッヒさん、本日はどうぞよろしくお願いします。


リートニッヒ : ああ。よろしく頼む。


記者 : 改めてリートニッヒさん、とても美しい姿をされてますね。長い黒髪に、整った顔....


リートニッヒ : ここへ呼ばれた影響か、見た目が戦争当時のものに戻っているんだ。

私も初めは驚いた。不思議なこともあるものだ。


記者 : 『これ以上のメタ発言はマズイ』

そ、それでは、最初の質問に移って参りますね。

「最終的に白髪(苦労の証)が増えちゃいましたけど、鏡を見るたびに『老けたな……』ってショック受けたりしました?」


リートニッヒ : 鏡か.....もう長いこと見ていないな。私は覚悟を決めたと言いつつ、変貌した暗君を見るのが怖かったのかもしれない。

ふ、これではリズに笑われてしまうな。


記者 : すみません。不躾な質問でした。


リートニッヒ : 気にする必要はない。ここにいるのは皇帝ではなく、ただのリートニッヒなのだから。


記者 : 恐れ多いお言葉です。次の質問に参ります。

「昔のチョビ髭の先生の講義、結局ハンバーグのこと以外に何か一つでも覚えてることあります?」


リートニッヒ : 私は昔、盤上遊戯好きでな。よく授業中に新しい戦術を練っていたものだ。

後は、教科書の裏に騎士道物語を重ねてだな、こっそりと読んでいたこともある。


記者 : 『全然授業聞いてないなこの人...!さっきの話で尊敬してたのに!』

そ、そうなんですね〜。次、行きますね?

「『節穴でよかった』なんて言ってましたけど、今度生まれ変わっても、また節穴でいたいですか?」


リートニッヒ : ああ。そうだな。また彼らと出会える可能性あるのなら、それも悪くない。


記者 : (心が熱くなる)やはり、それ程までに大切な方々だったのですね。


リートニッヒ : ああ。今でも夢に見るよ。

やはり彼らと過ごした日々は、かけがえの無い私の一部なのだとね。


記者 : (鼻水をすすりながら)では次の質問に参ります。

「リズに『人を見る目を養え』って言われた時、内心『言い過ぎだろ!』って傷つきませんでした?」


リートニッヒ : あ、ああ。リズの言うことは正しい。

それは分かっているのだが.....やはり少し、いやかなり傷ついた。

私だって、誰も彼もを信頼して手元に置いているわけではないのに。そもそも、私のことをどう思っているかと問うた時も、臆病だ何だと散々歯に衣着せぬ物言いで、それ以前にも沢山....


中略


記者 : (頭を抱えるリートニッヒを見ながら)『相当苦労したんだなあ....』

次、行きましょうか。これで最後ですので、もう少しだけお付き合い願います。

「最後、リズが置いていった書類を見て笑ってましたよね。あれ、何て書いてあったんですか? 1行だけでいいから教えてください!」


リートニッヒ : ああ、あれか。ふふっ。思い出すだけで笑ってしまう。

書類の最後にだな、「リートニッヒ、君は=====」とな。何かを書いて、上から塗りつぶしてあったんだ。

リズは辛辣な物言いで、率直に言葉にする。

つまりだな、あの子が私に伝えかけて必死に隠したということは。


記者 : 『そういうことか....』

リズさん、不器用で素敵な方なんですね。


リートニッヒ : (目を潤わせながら)ああ。そうだな。


記者 : 今日は素晴らしいお話が聞けて良かったです!

リートニッヒさん、ありがとうございました!


リートニッヒ : ああ、役に立てたのなら幸いだ。


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