紅いMA(カニ)襲来!
この度は、数ある作品の中からこの物語をお手に取っていただき、誠にありがとうございます。どなたか1人でも、当作品の存在を知っていただけるだけで幸いです。
有明海の干拓地が、夜の闇に沈む。だがその静寂は、地響きのような金属音によって無慈悲に引き裂かれた。
「……ターゲット捕捉。遊びはここまでよ、マキ」
『GA-TAL GEAR』のコックピットの中で、**七海 和歌**が不敵に微笑む。彼女の瞳には、バイザー越しに数多のセンサーデータが滝のように流れ落ちていた。
ガタニウム合金製の巨躯が、泥を跳ね上げて立ち上がる。**アニマ(Anima)**の三柱が溺愛するその機体は、夕闇の中で血のように赤く発光していた。
一方、鹿島市内の高台。
「……おいおい、嘘だろ?地震じゃねーぜ、この振動は⁈」
山本 マキは『ワラスボ・ポーチ』の震動検知アラートを見つめ、顔を引きつらせた。
「権利関係の防波堤を突破して、ついに本物の巨大ロボット……いや、巨大MAが出てきやがったぜ。これはもう、あたいのハッキングだけでどうにかなるレベルじゃねーんだぜ‼︎」
「わぁぁ‼︎マキちゃん、見てだぉ!大きな赤いカニさんが、お散歩してるぉ。」
隣で**鹿島 幸来**が、天然全開で指を差した。彼女の『ムツゴロウ・ショルダー』が、機体の放つプレッシャーに反応してガタガタと音を立てている。
「とっても強そうだぉ! でも、あんなに大きいと鹿島市のご飯を全部食べられちゃうぉ。私たちが守らなきゃだぉ。」
「守るって……あんな化け物、どうやって……って、おい幸来!」
マキの制止も聞かず、幸来は坂道を駆け下りていく。その視線の先では、ガタルギアの巨大なクローが、実験場周辺の防壁を紙細工のように切り裂いていた。
その頃、ガタルギアの足元に近い観測指令室。
「う、うあああ! 止めてください! 近すぎます! 振動が直接私の胃壁をボコボコに殴っています……っ!」
仲田事務局長は、床に這いつくばりながら胃薬の瓶を必死に掴んでいた。
『あら仲田さん、いい悲鳴ね。有人機としてのガタルギアの咆哮を、一番近くで聞けるなんて幸せでしょう?』
モニター越しに、開発責任者のマダム・フォルツァが愉悦の表情で告げる。
「(通信音)……仲田、耐えろ。……マキ、幸来。敵は本気だ。」
泥の中から、**WRSBのシリアスな警告が響く。
「ガタルギアには、まだG-EXAM**という未知の強化モードが眠っている。……和歌がその力を引き出す前に、機体のシステムに干渉しろ。」
「言われなくてもやってるぜ!」
マキは走りながらワラスボ・ポーチを操作し、ガタルギアの足元にある泥のセンサーへとハッキングを仕掛ける。
「いくぜ幸来!真面目なメカアクションの裏で、あたいらがこの街の平和(と仲田の胃壁)を守ってやるんだぜ!」
赤いMA——ガタルギアの眼光が、獲物を捉えたように激しく明滅した。
鹿島の空に、絶望と笑いが混じり合う咆哮が響き渡る。
この物語は完全にフィクションであり、実在するVtuberの知っていただく目的で執筆したコメディーラノベです(笑)「#鹿島幸来」「#やまもとゆき」「#vtuber」で検索してみてください。良かったら、応援してあげてください。
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