ガタ・フィールド、泥の向こう側へだぉ♪
この度は、数ある作品の中からこの物語をお手に取っていただき、誠にありがとうございます。どなたか1人でも、当作品の存在を知っていただけるだけで幸いです。
銀色の光が有明海を覆い尽くし、暴走していた海苔への渇望さえも、その光の中に溶けて消えていった。**GA-TAL GEAR**はもはや、赤いMAとしての原形を留めていない。装甲の間から溢れ出すガタニウムの輝きは、夜の干潟を昼間のように照らし出していた。
「……聞こえる。泥の底で泣いている、仲田さんの胃袋の声が……。そして、海苔を愛する鹿島市民たちの魂が……っ!」
和歌は涙を流しながら、もはや物理的な操縦桿を必要としない「思念」によって機体を制御していた。機体はゆっくりと、マダムたちの座るお茶会テーブルへと向かって、泥の上を滑るように進み始める。
「おいおいおい、この最終決戦感……完璧に確信犯だぜ!」
マキはポーチを操作する手を止め、その神々しい光景を見上げた。
「あたいの計算によれば、今のガタルギアは某・アクシズを押し返す奇跡の光のパクリそのままだぜ! 泥を吸い上げてオーラに変えるなんて、物理法則の法務部がデッドラインを越えて攻めてくるぜ!でも……不思議と嫌な気分じゃねーんだぜ! おっさんの胃痛が、こんなに綺麗な光になるなんて、ゲーマー人生で一度も見たことねーぜ!」
「わぁぁ… 仲田さんのお腹が、みんなを優しく包んでるぉ♪幸来、お祝いに『ふなっこ』をもう一本出すぉ!」
幸来がバッグから取り出したのは、今度はガタニウムの光を反射して七色に輝く「ふなっこ(フナの昆布巻き)」だった。
「(通信音)……こちらREDDAS。作戦は最終段階へ移行する!」
泥の中に潜伏するWRSBの、いつになく静かな声が響いた。
「(通信音)……仲田の胃痛が、全鹿島市民の幸福と同期した!これが、起動コード『CICO』の真の意味……すなわち『Core Intestinal Control Operation(中枢腸内制御作戦)』の完遂だ!」
「う……うう……。ああ、温かい……。私の胃が、今、有明海の泥と一つになって……癒やされていきます……」
ポッドの中で黄金のタイツを輝かせていた仲田の表情から、長年の疲弊が消え、仏のような慈愛が宿った。その瞬間、ガタルギアは巨大な泥の翼を広げ、鹿島の夜空へと高く、高く舞い上がっていった。
この物語は完全にフィクションであり、実在するVtuberの知っていただく目的で執筆したコメディーラノベです(笑)「#鹿島幸来」「#やまもとゆき」「#vtuber」で検索してみてください。良かったら、応援してあげてください。
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