『残さず食べなさい』
この度は、数ある作品の中からこの物語をお手に取っていただき、誠にありがとうございます。どなたか1人でも、当作品の存在を知っていただけるだけで幸いです。
「……あら、和歌さん。そんな情けない声を出すものではありませんわ。鹿島の海苔をいただいたのなら、最後の一枚まで責任を持って完食するのが礼儀というものですわよ」
暗黒観光協会のドックから、マダム・アルモニアの冷徹な声が通信回線を支配した。 彼女の扇子が、端末の「オーバーライド(強制介入)」ボタンを叩く。
「……えっ!? やめて、マダム! もうお腹が、塩分でパンパンだわ!」
和歌の悲鳴も虚しく、**GA-TAL GEAR**の捕食機構が、マキの偽装データを力ずくで書き換えて再起動した。機体は再び、目の前の養殖棚へと震える爪を伸ばし始める。
「おいおいおい、マジかだぜ?」
堤防の上で、山本 マキは『ワラスボ・ポーチ』のオーバーヒート寸前の画面を睨みつけた。
「あたいのハッキングを力ずくで押し返してくるなんて、あのマダム、法務部よりも話が通じねーぜ⁈食べ残し厳禁の給食指導みたいなノリで、一人の乙女の胃袋と鹿島の特産品を壊滅させる気かだぜ?!このままだと和歌が、某・巨大怪獣映画のラストシーンみたいに、塩分で固まって動かなくなっちまうぜ!」
「わぁぁ…カニさん、おかわりを待ってるぉ!でも、仲田さんがとっても苦しそうだぉ!」
鹿島 幸来は、『ムツゴロウ・ショルダー』からいつの間にか「海苔の佃煮」の瓶を取り出していた。
「(通信音)……仲田、意識を保て。システムを逆流させるんだ!」
泥の中に潜む **REDDAS WRSB**が、沈着冷静に指示を送る。
「(通信音)……君の胃痛データが、マダムの強制介入と衝突している!その摩擦エネルギーを、起動コード『CICO』の予備回路に叩き込め!今こそ、君の『限界』を『可能性』に変えるんだ!」
「REDDASさん……! 無茶を言わないでください……っ! 私の胃は、マダムとシステムの板挟みで、もう『完食』どころか『閉店ガラガラ』なんです……っ!」。
ポッドの中で黄金のタイツを歪ませる仲田 事務局長の胃壁が、限界を超えた負荷により、一瞬だけ不気味な輝きを放った。その光は、幸来のバッグの底に眠る「秘密」と共鳴し始めているかのようだった。
この物語は完全にフィクションであり、実在するVtuberの知っていただく目的で執筆したコメディーラノベです(笑)「#鹿島幸来」「#やまもとゆき」「#vtuber」で検索してみてください。良かったら、応援してあげてください。
ですが読者の皆さま、数多ある作品の中からこの物語をお手に取っていただき、誠にありがとうございます。どなたか1人でも、当作品の存在を知っていただけるだけで幸いです。




