干潟の『ふなっこ』異臭騒ぎに悶絶する
この度は、数ある作品の中からこの物語をお手に取っていただき、誠にありがとうございます。どなたか1人でも、当作品の存在を知っていただけるだけで幸いです。
「……な、何!? 警告アラートが止まらない!? バイオ・センサーが未知の高エネルギー有機反応を検知しているわ!」
**GA-TAL GEAR**のゲーミング・コックピット内で、七海 和歌は混乱に陥っていた。 虹色に光るモニター群には、見たこともない「伝統的かつ濃厚な煮汁」の波形が激しく明滅している。
「……嘘でしょ、これほどまでに濃厚なアミノ酸の奔流……まさかアニマの極秘化学兵器なの!? 鼻腔から脳に直接訴えかけてくる、この甘辛い破壊力は何事だわ!」
「おいおいおい、やっぱりそうなるんだぜ!」
堤防の上で、山本 マキは『ワラスボ・ポーチ』の解析画面を見ながら鼻を鳴らした。
「和歌の乗ってる赤いカニの最新センサーは、あまりに高性能すぎて『ふなっこ』の伝統的な香りを、超高濃度の生体化学兵器だと誤認してやがるんだぜ!某・有名サバイバルホラーゲームのパクリ……もとい、オマージュ設定だとしたら、今すぐガスマスクを装備しないと即ゲームオーバーのレベルだぜ!」
「わぁぁ…和歌さん、美味しいから泣いて喜んでるぉ♪幸来の『ふなっこ』、特大サイズだぉ♪」
鹿島 幸来は、バズーカ級のふなっこを掲げ、無邪気に笑った。 その周囲には、ガタニウムの魔力とフナの煮汁が混ざり合った不可視のオーラが渦巻いている。
「(通信音)……仲田、報告を。機体側の精神汚染状況はどうだ!」
泥の中から、**REDDAS WRSB**の冷徹な問いかけが飛ぶ。
「う、うあああ……! シンクロ率が……胃袋とのシンクロ率が、フナの昆布巻きの旨味成分と120%で共鳴しています……っ!」
システム・ポッドに組み込まれた仲田 事務局長は、空腹と激痛の狭間で白目を剥いていた。
「和歌さんの機体センサーが受信した『匂いデータ』が、私の胃壁にダイレクトに投影されて……っ! 胃が……私の胃が、美味しい煮汁で溺れそうだ……っ!」
「あら、和歌さんも存外、風情がありませんわね。この豊かな香りを理解できないなんて」
マダム・グラツィアは、扇子でそっと鼻元を覆いながらも、余裕の微笑みを崩さない。だが、その足元でテーブルを支える黄金のタイツの男——仲田の胃痛が頂点に達した瞬間、ガタルギアの起動コード『CICO』が、予想だにしない形で共鳴を始めた。
「(通信音)……マキ、幸来。来るぞ。煮汁の香りに狂ったガタルギアが、暴走モードに突入する!」
鹿島の干潟を、伝統料理の香りと電子の咆哮が包み込んでいった。
この物語は完全にフィクションであり、実在するVtuberの知っていただく目的で執筆したコメディーラノベです(笑)「#鹿島幸来」「#やまもとゆき」「#vtuber」で検索してみてください。良かったら、応援してあげてください。
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