表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
GA-TAL GEAR REDDAS【ガタルギア レダス】  作者: 久遠 魂録


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

16/58

仲田、ついに『 WRSB』と直接対面!?

この度は、数ある作品の中からこの物語をお手に取っていただき、誠にありがとうございます。どなたか1人でも、当作品の存在を知っていただけるだけで幸いです。

深夜の有明海。街明かりも届かない漆黒の干潟に、場違いな「金色の輝き」が揺れていた。

「……ううっ、寒い。それにこのタイツ、泥が入ると摩擦で胃が、いや全身が痛い……」

**仲田事務局長**は、第12話から着せられ続けている『黄金のワラスボ全身タイツ』のまま、震えながら泥の上を這いつくばっていた。アニマのマダムたちに「泥の中の微細な振動を肌で感じてこい」と命じられた彼は、もはや限界サラリーマンとしての矜持すら泥に溶けかかっていた。

その時、目の前の泥が盛り上がり、一人の男が音もなく姿を現した。


タクティカル・アイピースを妖しく光らせ、全身を泥と同色の迷彩で固めたその姿。

「……遅かったな、仲田!」


「ひっ! ……あ、あなたは……REDDAS WRSBレダス・ワラスボ……さん、ですか?」


仲田は、通信越しにしか聞いたことがなかった「伝説のエージェント」の威圧感に、思わず胃を抑えて跪いた。


「(通信音)……おいおい、ついにおっさん二人の『泥まみれ密会』が実現したぜ!」

堤防の影から、**山本マキ**が『ワラスボ・ポーチ』を操作しながらツッコミを入れた。


「画面越しに見ると、某・潜入アクションゲームのパクリ……もとい、オマージュの限界を突破して、ただの怪しい儀式に見えるんだぜ! 版権元の怒りに触れる前に、さっさと機密の受け渡しを済ませななぜ!」


「わぁぁ♪ 金ピカさんと泥んこさん、とっても仲良しだぉ!」

**鹿島幸来**は、バッグから取り出したばかりの温かい「ガタニウム配合お茶」をすすりながら、のんびりと見守っている。


「REDDASさん……もう、もう限界です……!」

仲田はWRSBの足元に縋り付いた。

「和歌さんのGA-TAL GEARはサブスク化され、私の給料は差し押さえられ、ついには全身金ピカで泥に沈められ……私の胃壁はもう、ボロボロの海苔みたいにスカスカなんです……っ!」


「……仲田。君の絶望は、鹿島の、そして世界の希望となる!」

REDDAS WRSBは一切の私情を排し、シリアスな声で告げた。


「君のタイツの隙間に付着した泥のサンプルから、アニマが極秘裏に開発している新型エネルギーの波形を抽出した。……これで、ガタルギアの起動コード『CICOチコ』の真の正体に一歩近づける‼︎」


「そんなことより……正露丸を、正露丸をください……っ!」


「(通信音)……仲田、薬は自前で調達しろ。……マキ、幸来、撤収だ。アニマの監視ドローンが来る!」

WRSBは仲田を泥の中に放置したまま、再び煙のように消えた。


「……待って! 行かないで! せめて、このタイツのファスナーを上げるのを手伝って……っ!」

仲田の悲痛な叫びが、真夜中の干潟に虚しく響き渡った。

この度は、私の作品を最後までお読みいただき、心より感謝申し上げます。読書のお一人でも、心に響いて頂けましたら幸いです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ