鹿島市PRビデオ、監督はアニマ!?
この度は、数ある作品の中からこの物語をお手に取っていただき、誠にありがとうございます。どなたか1人でも、当作品の存在を知っていただけるだけで幸いです。
「さあ、鹿島市の『魂』を世界に発信するわよ! 仲田さん、準備はいいかしら?」
祐徳稲荷神社の境内に、不釣り合いな撮影機材と豪華な監督椅子が設置されていた。広報担当のマダム・アルモニアが、拡声器を手に高らかに宣言する。
「は、はい……。ですがアルモニア様、なぜ私がこの『黄金のワラスボ全身タイツ』を着用して、境内の階段でエグザイル風のダンスを踊らなければならないのでしょうか……っ! 私の胃が、羞恥心と重力で悲鳴を上げています……っ!」
仲田事務局長は、顔以外がテカテカの金色に輝く異様な姿で、震えながら胃薬を飲み込んだ。
「あら、素敵よ仲田さん。今のあなたの絶望的な表情、まさに『絶滅危惧種』の哀愁を感じるわ。さあ、幸来さんとマキさんも、背景でガタリンピックの公式ソングを歌いなさい!」
「わぁぁ… 仲田さん、金ピカだぉ‼︎ 幸来、お歌を歌うの得意だぉ!」
鹿島幸来は、おもむろに『ムツゴロウ・ショルダー』からカスタネットを取り出した。
「おいおい、ちょっと待てだぜ‼︎ このPRビデオの構成、某・有名アイドルグループのPVのパクリそのまんまじゃねーかだぜ!」
山本マキは、『ワラスボ・ポーチ』で撮影のフレームを確認しながら、鋭くツッコミを入れた。
「しかもこのダンスの振り付け、某・国民的ダンスユニットのパクリだぜ! 鹿島市のPRの前に、協会の法務部が消滅するぜ!あたいを巻き込むのは御免だぜ!!」
「(通信音)……マキ、幸来。撮影のノイズに紛れて報告する!」
神社の屋根の影から、**REDDAS WRSB**のシリアスな通信が入る。彼は今、伝統的な装束に身を包み、撮影スタッフに擬態して潜入していた。
「(通信音)……アルモニアが持っている拡声器には、GA-TAL GEARの指向性音響兵器の試作型が組み込まれている! 彼女が『カット!』と叫ぶたびに、仲田の胃壁に特定の周波数が叩き込まれ、それが機密データの暗号キーになっているようだ!」
「そんなハイテクな嫌がらせがあるかぜ!仲田のオッサンの胃をパスワード代わりにするんじゃねーぜ‼︎」
マキのメタ発言が響く中、アルモニアが叫んだ。
「はい、仲田さん! 笑顔で『鹿島は、私の胃よりも熱い!』って叫んで! カット、カットよ!」
「う、うあああ……! 胃が、胃がデジタル変換されていきます……っ!」
仲田の絶叫が、鹿島の空に虚しく響き渡った。このPRビデオが完成した時、世界は鹿島の魅力よりも先に、一人の男の極限状態を目撃することになる。
この物語は完全にフィクションであり、実在するVtuberの知っていただく目的で執筆したコメディーラノベです(笑)「#鹿島幸来」「#やまもとゆき」「#vtuber」で検索してみてください。良かったら、応援してあげてください。
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