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呪的遁走  作者: 那須 儒一
二章 王国編

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序話 てるてる坊主

「てるてる坊主 てるてる坊主……』


「どうして、どうして聴こえるの!?」


「嫌だ、嫌だ、死にたくないよ……!」

 土砂降りの夜。

 制服姿の女子生徒が、何かに追われるように走っていた。


 ずぶ濡れの髪が頬に貼りつき、足元の水たまりが弾けるたび、童謡が耳にまとわりつく。


『てるてる坊主……てるてる坊主……』

 雨に紛れて、どこからかその声がついてくる。

 灯りひとつない闇の中、彼女の視界は濡れた世界に閉ざされていた。



 ――そして、夜が明けた。

 雨が小降りになった未明、橋の上に“それ”は揺れていた。

 白い布を被せられた人の形。

 首に巻かれたロープは、まるで――てるてる坊主のようであった。

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