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後輩にまさかの好かれてしまった!?  作者: 柴田優生


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ついに暴いてみようと思います!!

優希とみぞれがヤンデレ化して3日目の朝がやってきた。

「先輩♡おはようございます」

当たり前かのように、ベッドの隣に優希が座っていた。

「最悪の目覚めだ・・・」

「なっ!?こんな国民的美少女が真隣にいながらなんてことを!!って、まさか、他に女が・・・」

「あー違う違う」

ヤンデレって、なんでこうもすぐにこんな思考に陥るのか。謎でしかない。そもそも、そこまで固執する理由がどこにあるんだよ。

「とにかく、早く用意してくださいね♡遅刻しちゃいますよ?」

「あーうん。ありがとう」

それもそうか。遅刻をしちゃったら、流石にまずいことが沢山ある。体を起こして、僕は学校に・・・

「ん?待て。なんで手錠が?」

「ふふふ。先輩♡」

「まずなんで手錠を持ってるんだよ」

あーもう。仕方ない。許せよ。創世者。

「ふんっ」

「え、なんで!?」

僕の超人的な力を引き出して、手錠を粉砕する。

「飯食うぞ」

「あ、はい・・・」

閑話休題。


そんなこんなで、学校にやってきていた。

「先輩!!」

「あーそうだった」

こいつもヤンデレ化してるんだった。

「大丈夫でしたか?優希に変なことをされませんでした?」

「そういうのいいから、退いてくれ」

「え?なんで?浮気?」

「だから付き合ってねぇだろ」

「でも、心は繋がってますよ?」

「あーもう、そういうことじゃない!!」

朝からなんでこんなに疲れないといけないんだよ。

「はははっ。なんか、大変そうだな」

「他人事みたいに言いやがって」

「実際そうじゃないか。それに、学園一美少女と言われている優希殿からヤンデレ化されているなんて・・・いいことじゃないか」

「お前はやられたことがないからそうやって言えるんだよ」

本当、お願いだからはやくヤンデレ化を解除してくれよ・・・。僕には、もうどっちが演技とかわからねぇよ。


それから、ヤンデレ化は収まらなかった。どっちも可能性がありすぎて、どっちが演技かはまだ検討もつかなかった。

「なぁ、ヒントとかないのか?」

「そんなにわからないんだったら、ヤンデレ解除薬とかでも飲ませればいいじゃないですか」

「そんな都合のいい薬あるか」

あったら、偽ってそれを使ってるわ。

「だったら、自力で探すしかありません」

「流石にヒントなしはきついって」

「だって、ヒントを教えてしまったらバレてしまうじゃないですか。それと、貴方は常人ではない頭脳があるんですから、考えたら分かりますって」

「はぁ?」

「もしかしたら、その推理と考察力が、これからの世界で響くかもしれませんよ?」

「た、たしかに。それは一理あるな」

結局、僕の転生先を決めるのは創世者だ。だから、そういう推理が必要となる世界に送り出される可能性もある。だったら、その世界の対処法も予て(かね)練習しておくべきなのかもしれない。

「それじゃあ、頑張ってください♪」

「ったく、わかったよ」

推理すればいいんだろ。仕方なく言うことを聞いてやるよ。


そうして翌日、僕は考えていた。まず、いつもとおかしい点は、優希は僕のお願いも無視して夜這いやハグをしてきたこと。ハグくらいだったら会ったこともあるが、こいつはよく話を聞くやつだ。

そしてみぞれは、あの日、最初にヤンデレ化したとき、いきなり抱きついてきた。これは、初めてのことだった。みぞれは、そう言った行動を自分からは絶対にしない。だから、可能性で言えば、優希の方が演技の可能性がある。しかし、みぞれも演技の可能性がある。それは、日によって対応が違うこと。面倒くさいヤンデレの日と、おとなしい日がある。普通、ヤンデレに設定されていたら、そんな日によっての違いが出るはずもない。だから、現時点ではみぞれの可能性も大いにあり得る。

「やっぱ、探りを入れるしかないか」

そうだ。たしか、あの漫画で・・・。


そういうことで、僕は探りを入れてみることにした。まずは、優希。

「先輩!!おはようございます!!」

「あぁ、おはよう」

「じゃあ、おはようのチューを・・・」

今だ!!

「おい」

「ひえっ!?」

「なぁ、優希」

「は、はいっ」

僕は、漫画にあった描写を試してみた。内容は、ヤンデレ化した彼女を押し倒して、どういう反応をするか。という検証のものだ。あくまで漫画と現実では異なる部分はあるだろうが、漫画の描写では、ヤンデレ彼女が、

「それくらい私のこと好きなんだ!!えへ、えへへへへへへ」

っていうシーンがあった。もし、それに近い反応を示したら、そういうことになる。

「なぁ、どうだ?今日の僕は」

さぁ、なんて来るか!!このシチュエーション、恥ずかしいからはやく答えを出して頂きたい。

「そ、そっか。先輩はそんなに狼さんだったんだ。じゃあ、もっと襲っていいよ」

「・・・」

僕は、すぐに離れて、すぐ逃げた。

「なんだよ、あれ」

メンタルが持たん。いくら他の人が見てないからって・・・。

「はぁ。これをみぞれにもやらないといけないのか」

ただ、暴くためなら・・・。


そんなこんなで、みぞれにも同じシチュエーションをやってみた。

「おい」

「え?」

「僕の顔を見て」

「・・・」

みぞれは、恥ずかしそうにして、顔を逸らした。んん?いや、結局わからん。これは、どういう反応なんだ?

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