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後輩にまさかの好かれてしまった!?  作者: 柴田優生


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夜這い!?

今日1日中、ほんとに辛い1日を過ごした。学校でも、みぞれや優希に追いかけ回されて、家では、優希に迫られた。

「ちょっと、お兄ちゃん。優希ちゃんになにしたの?」

「知らん。けど、朝からこんな感じなんだよ」

これには真愛も、困り果てている様子だった。だから、僕は一番疑っていることを突き止めに来た。

「おい。出てこい」

「はいはい。どうなされました?」

「分かってんだろ。どういうことなんだよ」

「はて?なんのことでしょう?」

「とぼけるな。異能力使うぞ」

「あぁすみません。分かりましたから、落ち着いてください」

「で、どういうことなんだよ」

「そのままの意味ですよ。彼女達がヤンデレ化してるっていうだけの話ですよ」

「これ、やったのお前だろ」

「んー、まぁ。そうと言えばそうですね」

「なんだよその答え方」

「そのままの真実をお伝えしますよ?」

「なんだよ。早く言え」

「私は、優希様かみぞれ様のどちらかしか、ヤンデレ化させていませんよ?」

「・・・は?」

「つまり、どっちかは私の設定でヤンデレ化した状態ですが、もう片方は、自分の意思でヤンデレ化を演じてるってことです」

「は?てか、なんでそんな濁してるんだよ」

「いいじゃないですか。少しくらいは、私の楽しみも増やさせてくださいよ」

「だから、つまりは、お前はどっちをヤンデレ化させたってのは知ってるってことだよな?」

「はい。そうですね」

「どうやったら戻してくれる?」

「演技している方を当てたら、戻してあげます」

「はぁ。面倒くせぇな」

「がんばってくださいね♪」

というか、なんで演技するんだよ。メリットないだろ。僕は、しつこいのが嫌いって明言してんのに、わざわざ嫌われるようなことをするなんて。

「まぁいいや。とりあえず寝よう」

明日起きてから、考えることにしよう。


そんなこんなで、僕はずっと考えていた。

「優希だったら、おかしいよな」

優希は正直、あれがいつも通りみたいなところあるから、演技かどうかもわからないのだが、みぞれはいつもあんなんじゃない。だから、演技であんなことをするとは思えない。

「だったら、演技してるのは優希か?」

そんなことを考えていると、

「先輩♡おはようございます!!」

「うげっ」

優希が、やってきた。いやしかし、暴くためだったら関わらないといけないか。くっそ。耐えろ、耐えるんだ。大和。

「先輩、おはようのチューを」

「やらねぇよ」

「なんでですか?浮気してるんですか?」

「付き合ってねぇだろ」

いやいや、よくわからん。優希に関しては、どちらとも可能性がある。


「先輩、おはようございます」

「みぞれ・・・」

次はみぞれだ。

「あの、課題を見てもらいたいんですけど・・・」

あれ?みぞれは昨日と全然違うな。設定されてるんだったら、今日もグイグイ来るはずだけどな。だったら、演技しているのはみぞれなのか?

「あの、これ」

「っ・・・!!」

当たってる!!距離が近い!!どういうこと?ほんとによくわからん。

「あぁもう。なんでこんな面倒くさいことするんだよ」

なんで僕が悩まないといけないんだよ。意味がわからん。


結局、その日はヒントも得られず、学校が終わってしまった。

「真愛。助けてくれよ」

「あ、あははー。大変そうだね」

逆に、真愛には相手にもされなかった。なんでだよ。味方はいないのか?

「ほら、先輩。おいで?私が甘やかしてあげる」

「だってお兄ちゃん。行ったら?」

「行かねぇよ」

どいつもこいつも、おかしい。

「でも、どうしたんだろうね。突然ヤンデレになんかなって」

「ほんとそれなんだよ」

「でも、美少女のヤンデレ・・・。悪くない」

「変なところで気持ち悪いところを出すな」

こいつもこいつで素がおかしい。

「先輩。ほら、おいでっていってるじゃないですか」

「行かないって」

「私結構、甘やかし上手だと思いますよ?」

「そこの問題じゃない」

もうわからん!!どうしたらいいんだ?さっきから携帯もずっと通知なってるし、しかもそれどうせみぞれだろ?携帯開くのも怖いし、こいつも怖い。

「仕方ない。お兄ちゃん、おいで」

「わかった」

しばらく、妹が匿ってくれるそうだ。ちなみに、創世者に聞いたとき、妹がヤンデレ化することは絶対にないって言ってたから、大丈夫なはず。

「無理しなくていいんだよ?お兄ちゃん。今日は私の部屋で寝ていいから」

「あぁ、ありがとう」

大丈夫、なんだよな?信じていいんだよな?でももう、時間も時間だし、眠気が・・・。


「・・・ん?」

気付いたら、寝ちゃってたようだった。時間はわからないが、ん?なんか違和感が・・・

「ってちょ、おい!!優希、何してるんだよ!!」

「あ、起きちゃった。もー、勘が鋭いんだから」

「降りろ!!」

「もうここまで来ちゃったし。無理」

「やめろ!!ちょ、真愛!!」

「あ、真愛ちゃんは起きないよ。たった今睡眠薬を飲まさせたから」

「は?何してんだよ」

「邪魔するものはいないから・・・ね?」

「やめろぉぉ!!」

これ、夜這いってやつだよな?しかも、時刻は2時。ヤンデレの演技をするにも、流石にこの時間まで起きてるのは無理がある。だったら、こいつが・・・?

「とにかく降りろ」

「だめです。許しません」

「ねぇやまと・・・って、ちょっと!?何してるんですか!?」

「あ、助けてくれ!!」

なんとか、ちょうどいいタイミングで優夢が来たことで、なんとか助かった。

「なんなんだよほんと」

もう、寝るときですら安心できねぇじゃねぇか。

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