真相を知りました!?
にわかには、信じがたい話だった。だって、そんな偶然があり得るはずもないから。前世嫁だった真愛が実妹になっただけでもとんでもない確率なのに、それが前前世の義妹が娘だって?おかしい。似ているだけだ。と思いたいが、顔が僕とそっくりなのである。
「んー。さて、どうしようか」
正直言えば、まだ信じきっていない。もしかしたら、未来から来た子供ということを装ったホームレスの子供の可能性だってある。
「泊めるしかないですよね?ね?」
「圧をかけるな」
でも、どちらにせよ。ホームレスだとしても、こんな若い子供たちを外においておいてはいけない。
「そういえば、親は?」
「分からないです。知らないうちに、消えていました」
「っ。辛いことを聞いてしまった」
親がいないと、尚更か・・・。
「はぁ。仕方ない」
小さいガキを外においておくのも、流石に危険が伴う。
「泊まってけ」
「いいんですか!?」
「あぁ、いいよ。親が見つかるまでは、家にいていいから」
「私からしたら、親は貴方なんですけどね」
まだ、子供という設定を続けるか。まぁ、なんだっていい。たった、親が見つかるまでの話だ。お金だったら、毎月創世者から貰っているし、編集のバイトもある。養えるほどの額は余裕であるだろう。
「お風呂は入っているのか?」
「3日入ってないです・・・。これだと、お嫁に行けません」
「うわ、ばっちぃじゃないか。はやく入ってこい」
「だって!!お兄ちゃん、一緒に入ろ!!」
「入らねぇよ!!・・・いや、でも。汚いやつが待たれていても迷惑か。仕方ない。今日だけだぞ」
「やったー!!」
そう言って、兄妹はお風呂に入っていってしまった。
「そうも見ると、懐かしいな」
昔、僕たちもあんな感じだったか。しつこい妹をもっていたが、付かず離れず。だった気がする。
「ただいまー」
すると、真愛が帰ってきた。
「あ、まって」
真愛に説明するのを忘れてた。
「おにいちゃーん?家に誰かいるのー?」
さて、どう説明しようか。僕が納得しなかったように、真愛も納得しないだろう。まず、理解が追い付かないと思う。それと、同居を許すかどうか。何もかもが、心配ごとだらけだ。
「ちょっと、お兄ちゃん?誰がいるの!!」
「あぁ、ごめんごめん」
どうする?言うべきか?いやでも、正直に話さないと、話が進まない。
(・・・えぇい!!仕方ない!!)
どう言われても、この際どうだっていい!!そう覚悟した僕は、真愛に事情を話した。すると、案の定だった。
「ん?ちょっと待って。一旦整理させて。・・・いや、整理してもわからん!!」
「そりゃそうだよな。僕も信じてないから安心しろ」
「どういうこと?未来から来た子供?」
「曰く、そうらしい」
「で、親もいないし、家もないから、親が見つかるまで養う。と」
「あぁ。そういうことだ。申し訳ないけど、同居を許して貰えるか?」
「んー、まぁ。娘なのか、息子なのか。よくわからないけど、家もないんだったら仕方ないよね。今お風呂入っているんだって?」
「うん」
「じゃあ、出てきたら改めて挨拶するわ」
「話がはやい。助かったよ」
正直心配だったが、真愛が二つ返事で承諾してくれたおかげで、とりあえず家に居留守させることが決まった。
そうして、それから数分後。
「お兄ちゃん!!」
「はぁ。お風呂でさえ休憩できないのかよ」
翠星と名乗った男の子と、優夢と名乗った女の子が、お風呂から出てきた。
「あっ。改めて、はじめ・・・」
「あっ!!伯母さん!!」
「お、伯母!?」
「あっ。そっか。こっちの世界では、まだ学生だったんだった。じゃあ、真愛さん!!」
「え、なんで名前知ってるの?」
「そりゃあ、だって、パパの妹さんなんでしょ?」
「そ、そうだけど・・・。だったら、本当に未来から来た・・・?」
でも、もうそうしか考えられないよな?だって、まだ自己紹介もしてない真愛の名前を、この子供たちは知っているわけだから。そこまで来たら、もう否定する術がない。
「ほ、本当に僕の子供なのか?」
「ずっと言っているじゃないですか。私たちはパパの子供なんです!!」
意味が分からない。本当に、意味が分からなさすぎる。その日は、色々ありながらも、子供だと名乗ってきた子達に飯を与えて、僕は眠りについた。そして、
「おい、創世者」
「はいはい。どうしました?」
「分かってるだろ。どういうことだ?」
流石に疑問すぎるので、僕は創世者に話を聞くことにした。
「あぁ。子供がやって来た件ですよね?」
「それ以外何があるんだ。どういうつもりだよ!!」
「いやぁ。最近の貴方の人生、少し面白味にかけているんですよ」
「はぁ?」
どこがだよ。ツッコミどころ満載だろ。一つ下の、二人の後輩に好かれている・・・まさに、三角関係のどこが、面白くないんだよ。
「まぁまぁ。落ち着いてください」
「落ち着いていられるかよ。だったら、あれは本当に子供なのか?」
「さぁ?私には分かりません」
「とぼけるな。しっかり答えろ」
「分かりました!!分かりましたから!!そう怒らないでください」
そうして、創世者は言った。
「あれは、紛れもなく。貴方の息子たちです。未来から来た、あなたの子供です」
と、




