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後輩にまさかの好かれてしまった!?  作者: 柴田優生


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もうすぐ夏休みが終わるそうです・・・

それから翌日、体調は回復したそうで、もう一度みぞれの家にお邪魔すると、いつも通りのみぞれに戻っていた。

「そうですか。私、風邪引いていたんですね」

「大変だったんだぞ」

「そ、それはー。ごめんなさい」

簡単に説明すると、みぞれは風邪を引いたら幼児化する性質があるらしい。そんな、聞いたこともない特殊異変があるのだ。

「いや、全然大丈夫だ」

僕は、手を繋ぐだけで済んだからな。しかし、それと言うものの、優希は、抱きつかれていたからな。

「優希も迷惑かけてごめんね」

「いいんだよ!!むしろ、みぞれ。めっちゃかわいかったし・・・」

「そうだぞ。こいつな、昇天してたぞ」

「それくらい!?う、うそ。たまに自分のアルバムを見返したりするけど、そんな可愛いかな」

「可愛いしさ!!ギャップが凄いの!!」

たしかに、普段は大人しいみぞれからは見られないような姿だった。

「じゃ、じゃあ。先輩に私の幼児化を晒してしまったってこと?」

「まあ、そうなるな」

すると、みぞれの顔は段々と赤くなっていき、

「仕方ないじゃないか」

「だって!せ、先輩に、恥ずかしい姿見られちゃったから・・・」

「いや、普通に可愛かったぞ」

「はぅぅぅ・・・」

限界に達したのか、みぞれはベッドに倒れた。

「先輩!!みぞれも、先輩のことが好きなんですよ?だから、可愛いなんて言ったら昇天するに決まってるじゃないですか」

「まぁ、事実だったし。別にいいだろ」

「・・・。私には言ってくれないくせに」

そんなむくれた顔で言うなよ。忘れていた。みぞれも、優希も。稀に見ない美少女だったのだ。最近色々あったし、関わりすぎて忘れていた。はやり、そう思うと、優希やみぞれは僕の中では友達意識が強いのだろう。故に、友達としては好きなのだが、僕はまだ彼女たちのことを恋愛的に見れていない。たしかに、言い方は良くないが、彼女にしては優良物件だろう。可愛いし、面倒見がいいし。取れば取れば、わんさかと良いところが溢れ出てくる。しかし、そんな彼女たちを好きな人としてみれないのには、やっぱり。

「先輩は、いつになったら私のことを好いてくれるんですか」

何かまではわからないが、僕の中でなにかが物足りていないんだろう。それが嵌まったからって、好きになるかと言われたらまた悩むが。

「もうあと一週間で夏休み終わってしまいますよ?」

「そうだなー。意外とあっという間だったな」

「私も、人生で一番短い夏休みでした。それもこれも、全部先輩と会ったからなんでしょうね」

「僕も、そうなんだと思う。毎年、僕の夏休みは体感3ヶ月はあった。でも、お前たちと遊ぶようになってから時が足早に進んでいってるんだよな」

「先輩、それを、楽しんでいるって言うんですよ」

そうか。楽しめているのか。だったら、尚いいことだろう。しっかり、この世界にあった生き方が出来ているんだろう。

「2学期からはもっと他のことがありますからねー。体育祭に、文化祭。私たちは遠足もありますからね」

「遠足かぁー」

たしか僕が一年生の頃は、東京まで足を運んだんだったか。

「今年はどこに行くんだ?」

「今年はね、北海道らしいです」

「は?北海道?」

それ、日帰りでいけるのか?僕の住んでいる町から、北海道まで4時間はかかる。1日中遊ぶにしても、遊ぶ時間全く無いんじゃないか?

「これもびっくりでですね、日帰り旅行なんですよ」

「流石になめてるだろ。日帰りで何ができるんだよ」

それはまず遠足じゃねぇし。プチ旅行のほうが合ってるよ。

「そうだ!!せっかく北海道行くんだし、なんかお土産買っていきますよ!!」

「いや、いいよ。欲しいものを買えよ」

「先輩のために、なにか買いたいです。日頃の感謝ってことで!!」

「まぁ、わかった。じゃあ、真愛にもお願いしてやれるか?」

「そりゃもちろん!!最初から買うつもりでした!!」

「ありがとうな」

それは、素直に嬉しかったりする。北海道なんて、普通じゃいけないからな。

「そうだな。僕も3学期に郊外学習があるから、なんか買ってきてやるよ」

「そうなんですか?ちなみに、どこまで行かれるんですか?」

「たしか、名古屋だったか?」

「あー、あの。車が有名な県の」

「第一印象それは中々独特だなぁ。ま、間違ってはないけど」

持っていけるお金は自由だし、少しくらい高いもんは買ってやるか?

「いやー、これからが楽しみですね~!!」

「そうだね。先輩、体育祭絶対写真撮りましょうね!!」

「わかったわかった。真愛も、予定があったら連れてくるか」

「それいいですね!!」

少しだけ、楽しみな自分もいた。まぁ、経験したことの無いことに、心が踊っているんだろう。

「青春って、まさにこういうことなんかな」

「そうだと思いますよ。結局は、彼氏がいるのが一番の青春ですけど」

「は、はははー」

仮に、どちらかの彼氏になるとしても、それはまた遠い先の未来の話なんだろう。

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