美少女達と旅行することになりました!?
そんなこんなで、居候生活が5日目を迎えた。
「大和くん。どうかしら?同居するようになって」
「面倒くさいことも多いですけど、まぁ。嫌ではないですね」
「そう、それならよかったわ。娘が何か嫌なことをしたりしていないかしら?」
「お風呂に入ろうとしてくるのはちょっと嫌ですね。いくらなんでも、兄妹じゃあるまいので」
「あらまぁ、そんなことしてたの。ごめんなさいね」
「いえ、大丈夫です。それ以外には特になにもないので」
「そう。なら、気にしないでおきましょうか。それでなんですけどね、2日後、同居生活最終日の日に、休みが取れたから、折角ならどこか行きませんか?」
「いいんですか?折角の休みに」
「えぇ、遠慮しないで。最後なんだし、折角ならお礼も予て、行きたいところに行きましょう」
「じゃあ、お願いしてもいいですか?」
「ええ。大丈夫よ。優希と真愛ちゃんに言っておいてくれる?私は、もう仕事に行ってくるから」
「わかりました。それでは」
そうして僕は、自室に向かった。
やがて真愛も優希も目を覚ましたので、僕はお母さんに言われたことを話した。
「ほんと!?どこかに行けるの!?」
「うん、遠慮するなって。だから、聞きたいんだが。行きたいところはどこだ?」
「行きたいところねぇ。先輩と何処かに行けるなら、それが何処であろうと楽しいんですけど・・・」
「折角の機会だから、ほんと何処でもいいぞ」
「そう言うお兄ちゃんは、どこか行きたいところないの?」
「行きたいところ、か・・・」
なくはない。けど、場所が遠すぎて、日帰りでは厳しいところだ。
「いいから言ってみて?」
「わかった。僕は、温泉に行きたいんだ」
「温泉?」
「そう、あの有名な温泉だ。たしか、『柴田温泉』だったかな」
「あー、あのなんか。疲労が嘘かのように回復するっていう」
「そうそう。でも、場所が遠いから、流石に日帰りじゃ難しいだろ?」
「ですねー。先輩とお泊まりデートしたかったのに」
「相変わらずだな」
今も言えばお泊まりではあるだろ。そんなことを思いつつ、
「じゃあ、私はそれがいいかな」
「は?話聞いてたか?」
「ばっちり聞いてた。日帰りは難しいってことでしょ?」
「だったらなんで」
「お母さんに頼み込むの!!」
「そんな横暴な・・・。まぁ、一旦わかった。優希は?」
「私も、先輩とお泊まりがしたいから、その温泉に行きたいですね」
「全会一致かよ。はぁ、おそらく厳しいと思うぞ?それでもいいのか?」
「うん。まぁ、無理だったらその時はその時だよ」
「わかったよ。なら、お母さんに連絡しとく」
そうして、僕はその連絡を入れた。すると、その一時間後、
「上司に頼み込んだら、明日ならいいよって。それじゃあ、明日から1泊2日でプチ旅行しましょうか」
と、連絡が反ってきた。
「え、いけるの?」
正直、いけるなんて思っていなかった。
「だから言ったでしょ!!やったー!!これで、先輩と旅行に行ける!!しかも、お泊まり・・・」
さ、流石に大丈夫だよな?
「というか、お泊まりなら今もだろ?」
「家と旅行先では違うじゃないですか。私は先輩と遠出したかったんです」
「ねぇねぇ、お兄ちゃん」
「どうした」
「みぞれ先輩もさ、誘えないかな」
突然、真愛がそんな提案をしてきた。
「は?みぞれ?いや、流石に厳しいだろ。みぞれの親も、そんな前日に言われたら困るだろ」
「あ、そう言えば。みぞれの両親、自由人だし、それに家が金持ちだから。多分行けると思いますよ」
「え、うそだろ?」
「じゃあ、連絡してみますか?」
そうして優希が、連絡した。すると、瞬くうちに連絡が返ってきて、その返事は、
「あ、いいですよ。だって」
「そんなあっさりと?」
いけるんだ。なんか、こいつらの思いどおりに事が進展しすぎじゃない?
「でも、まだお母さんが」
そうしてお母さんにも聞いたら。
「あら、みぞれちゃんが来ていただけるの?どうぞどうぞ」
と、お母さんも即承諾をした。これ、僕がおかしいのか?まじでこいつらの思い通りなんだが。
「やったー!!あー、楽しみ!!」
「じゃあ、決まったことだし準備でもしようか」
「うん!!」
そうして僕らは、明日のために準備を始めた。
そんなこんなで翌日になり、僕たちはみぞれを迎えにいった。
「楽しみー!!先輩と旅行だぁー!!」
「相変わらず私の娘は・・・。ごめんなさいね、大和くん」
「あ、あははー。別に困ったことはないんで大丈夫ですよ」
そんなこんなで、
「おはよう!みぞれ!!」
「おはようございます!!先輩」
「お、おはようございます。あ、先輩。おはようございます」
「うん、おはよう」
席は、前しかないか。だって、優希と真愛が僕の隣を陣取っているから。
「悪いなみぞれ。一人になってしまうがいいか?」
「全然大丈夫ですよ。それじゃあお母さん。お願いします」
「えぇ、よろしく。準備はいい?」
「ばっちし!!」
「それじゃあ、出発しましょうか」
そうして僕らは、最初の目的地に向けて出発した。
「せめて誰かみぞれの隣行ってあげろよ」
「えー、たしかに行きたいんだけど、先輩のとなりも捨てきれないし」
「全然大丈夫だよ」
「・・・」
こいつ、無理してるな。しかしまぁ、みぞれがそう言うなら、これ以上はなにも言ってあげないでおくか。




