妹たちがヤンデレ化してしまいました!?
目を覚ましたときには、夕方になってしまっていた。
「やべっ。寝すぎた」
真愛達は?
「・・・楽しそうでよかった」
辺りを見渡すと、もうほとんど人々は帰っていたようだ。そんなこんなで、僕は体を起こす。
「あ、お兄ちゃん!!起きたの?」
「あぁ、おはよう。ちょっと寝すぎたな」
「ほんとだよ!!」
流石に、遊ばないと海に来た理由もないか。さて、起き上がろう。としたその時。
「あの、先輩」
「どうした?」
「ナンパから助けて頂いて、ありがとうございます」
「いいってことよ」
「それで、もう遊びませんか?」
「え?いやまぁ、遊ぶけど」
「ほんとですか!?じゃあ、一緒に遊びましょ!!」
その、無邪気な笑顔を見せたみぞれの手を取って、
「あぁ、いいよ」
そうして、僕は起き上がった。
「じゃあ先輩、海まで勝負です!!」
「おい、フライングはよくねぇだろ!!」
負けてたまるか!!僕の脚力をなめるなよ?そうして、地を思いっきり蹴って、
「っしゃ!!勝った」
「は、速くないですか!?てか、地面が・・・」
「地面?・・・あっ」
言われて、ことの重大さに気づく。そうだ。普通は強く蹴っちゃだめなんだった。前世で、脚力が上昇しすぎたせいで、僕は地面にクレーターを形成できるほどの脚力を手に入れてしまった。
「どれだけ強く蹴ったらそんなクレーターが出来上がるんですか・・・」
「わ、ごめんごめん」
流石に、バレることはないだろうから心配はしなくていいが、でも制御はできるようにしないといけないよなぁ。と、そう思った。
「それじゃあー。おにいちゃんも起きたことだし、それっ!!」
「馬鹿っ!!冷たいなぁー」
「えへへ。やり返してもいいんだよ?」
「言ったな?それ!!」
「きゃー!!冷たい」
「ははっ。いい反応するじゃねぇか」
そうして僕らは、水の掛け合いをした。正直言えば、楽しかった。ここまではしゃいだのも久しぶりだろう。気づけば、辺りはほとんど暗闇に染まっていて。
「やべ。遊びすぎたな」
「ほんとだー。どうする?」
ふと携帯の時間を見たら、時刻は7時半だった。
「流石に、帰るのには時間がかかるしなぁ」
ここから住んでいる町まで、大体1時間半ほどかかる。つく頃には、9時になっていてもおかしくない。
「それじゃあさ、この辺ホテルいっぱいあるし、泊まってかない?」
すると突然、真愛がそんなことを言い出した。
「馬鹿か。ホテル代どうすんだよ」
「お兄ちゃんが払えばいいじゃない!!」
「言っておく。流石にそんなお金を持ってきていない」
「えぇー。だったら、帰るしかない?」
「最初からそうするしかない。じゃあ、つべこべ言わず、帰るぞ」
「はぁーい」
そうして僕らは、急いで駅に向かった。間違ってホテルに泊まる恋愛イベント?そんなのあるわけがない。
そんなこんなで、家に着いた頃には10時になりかけていた。
「流石に遅くなってしまったか」
まぁ、みぞれを送ってから家に帰ったからな。そんな時間になってもおかしくない。
「それじゃ、先に風呂に入ってこい」
「え?時間も遅いし、一緒に入るんだよ?」
「そうだよ。その方が時短じゃん」
「入らない。絶対に」
ただでさえ、真愛が風呂に入ってきただけでも安休出来なかったのに。それが二人となると、もっとめんどくさい。
「おにいちゃん!!今日は、私は後輩じゃないの。大和くんの妹なの。だから、一緒にお風呂に入っても問題ないでしょ!!」
「あくまで義理の妹な。だから、関係ない」
「じゃあ、私とならいいでしょ?」
「よくない。絶対に嫌だ。だって、お前ですら面倒くさかったんだ」
「はいはい。駄々こねないで、さっさと入りましょうねー」
「嫌だ!!行きたくない!!」
全力で、振りほどこうとする。がしかし、その瞬間。
「うるさい」
どこから取り出したのか。僕は真愛に手錠をかけられていた。
「は?なんでそんなもん持ち歩いてんだよ」
流石の僕でも、これは引きちぎれない。いや、厳密に言えば引きちぎることは出来るが、それをするためには異能力を使わないといけない。使ってしまうと、また創世者に怒られてしまう。だから、何も出来ない僕は無力になってしまい、
「はーい。衣服脱ぎましょうね~」
なんていう、羞恥プレイをされることになった。
「はぁ。本当に今日だけにしてくれよ?」
「いやだ。それは私たちの気分で決めます」
ねぇ、真愛さん?あなた、実妹のはずでしょ?なんで目にハートがかかれているの?ブラコンなの?だとしたら、ブラコンがすぎません?
「ねぇ、お兄ちゃん」
「は、はい」
「お兄ちゃんは、私のこと大好き?」
いきなり、そんな質問をしてくる。だから、僕は異変を感じ取った。何かがおかしい。いつもの真愛は、こんなことを聞いてこない。だから、惚れ薬。なんていうものを疑ったが、生憎この世界にそんなアイテムは存在しない。だったら、なんだ?
「ねぇ、答えて」
「え、えぇ?」
「お兄ちゃんは、私のこと好き?」
段々と、狂気を感じてくる。どうしたんだよ。一体。
「ねぇ、おにいちゃん」
「なんだよ優希」
「だーいすきだよ」
なんでこいつもしておかしいんだよ!!何があったんだよ!!
「ねぇ、お兄ちゃん」
二人が、段々と迫ってくる。そして。
「私のこと、好き?」
その質問に、僕は一番の解答を魅せた。それは・・・。




