久しぶりに勉強会をすることになって!?
次の日、昼休みに僕は優希と話していた。もうそろそろ、日常と化してきた。まぁ、なんだかんだ言って、こいつは面白いやつだ。
「ねぇねぇ先輩!!」
「どうした?」
「今度デートしましょうよ!!」
「でーと」
一応説明しておこう。僕は、白夢優希という少女に惚れられている。だから、こいつはデートなんか言ってくるが、実際はただ普通に遊んでいるだけだ。
「はい!!デートです!!どうですか?」
「悪いが、それはできない」
「答えるの早くないですか!?」
「だって、遊ぶだけならいいが、デートって。僕にメリットがないだろ」
「何を言ってるんですか先輩。こんなに可愛い女の子と無料でデートが出来るんですよ?」
「自分で言うな」
まぁ、否定はしないが。なんせ、学園一の美少女って言われているからな。
「とにかく、ですよ。デートに行きましょう!!」
「えー。やだなぁ」
「つれないですねぇ。それじゃあ、なにか条件をつけてくださいよ」
「条件?」
「はい。例えば、テストで負けたら行く。みたいな」
「じゃあ、勝ったら行かないでいいってことか?」
「まぁ、そこは先輩に任せます。でも、私が勝ったら、なんでも言うことは聞いてもらいますからね?」
「まぁ、叶えれる程度だったらいいだろう」
「お、ようやく乗り気になりましたか。それじゃあ、勝負はテストでいいですか?」
「テストだと、学年が違うから差が出てしまうだろ」
「いいんですよ。先輩なんだから、それくらいはハンデをくださいよ」
「えぇ。めんどくさいな」
別に、勝つことはできる。が、余裕勝ちしてしまったら、なんて言うかわからないしなぁ。でも、やってみる価値はあるか?
「僕が勝ったら、僕の言うこと聞いてもらえるならいいだろう」
「それでいいですよ!!それじゃあ決まりですね!よろしくお願いします。先輩!!」
「あぁ。よろしく」
まぁ、適度に間違いを入れれば問題ないだろう。
「それじゃあ、早速今日の放課後、うち来てくださいね!」
「いや、なんでそうなる」
「なんでって、そりゃあ。私の勉強を見てくださいよ」
「はぁ?勝負するのに、僕がお前に勉強を教えるのか?」
「はい!!よろしくお願いします」
「いや無理だろ」
「なんでですか。双方にとって、これは得する話なんですよ?」
「はぁ?なわけあるか」
どう考えても僕が得する要素ないんだが。
「私は、好きな人から勉強を教えてもらうことができる」
「僕の得は?」
「可愛い後輩の部屋に行くことができる」
「世間一般の男子高校生だったらご褒美だろうな」
「先輩、そうやって格好つけるの、正直ダサいですよ」
「よし決めた。絶対にお前に勉強は教えない」
「うそうそ冗談ですー!!先輩かっこいいー」
「ったく、棒読みなの丸分かりだっての」
はぁ。どうしようか。
「安心してください。ちゃんと、みぞれも呼びますから。あ、もしよければ、妹さんも呼んでいただけますか?」
「妹?そりゃなんで」
「もしかしたら、私の”義妹”になるかもなので!!是非ご挨拶を」
「遠回しにプロポーズしてんじゃねぇ。しねぇよ」
「ぐすん。先輩、酷いですよ」
「はいはい。そうかー。そのまま泣いとけ」
「さいてい」
「言っとけ」
そんな会話を繰り広げながらも、その日の昼休みは終わりを迎えるのだった。
家につくと、先に妹が帰ってきていた。
「おっ。おかえりー」
「ただいま。はやかったな」
「今日は授業が少なかったんですよ」
「そらなにより。ところで、今から勉強会に行くんだけど、お前も来るか?」
「勉強会?」
「そう。この前一緒に勉強した、みぞれもいるけど」
「みぞれって、あの先輩!?え、行っていいの!?」
「あぁ。よければ誘っておいてって言ってたから」
「じゃあ行く!!お兄ちゃん、あの先輩と仲良くなってくれてありがとう!!」
「あ、あぁ」
既に懐いてしまってるな。これで、あいつにも懐いてしまったらどうしよう。強制的に付き合わされたりされそうだな。
「とりあえず、行くぞ」
「うん!!」
そうして僕らは、家を出た。
「ここが、あいつの家か」
とりあえず、インターホンを鳴らす。すると、家の中からドタバタと、急ぐ音が聞こえてくる。そして、
「いらっしゃい!!先輩!!」
「え、かわいい!!」
「あら、あなたが先輩の妹!?」
「あ、えっと。そうです。真愛って言います」
「やだ礼儀正しい~!!先輩、とてもかわいい妹さんをお持ちなんですね」
「かわいいってそんな、照れちゃいます。先輩の方がかわいいですよー」
「えへへ~。そう?私の名前は、優希って言うよ!!これからよろしくね!真愛ちゃん!!」
「優希先輩!!よろしくお願いします!!」
そうして僕らは、中に入る。そして、
「あ、先輩」
「あ!!みぞれ先輩!!お久しぶりです!」
「あら、真愛ちゃんじゃない!!久しぶり。元気にしてた?」
「めっちゃ元気でした!!今日ね、先輩がいるって聞いて、ワクワクしてたの!!」
「ほんと、真愛ちゃん可愛いね」
「え、わかる!!先輩、いい妹を持ってるよね」
「ね」
「あの、」
「あぁ。ごめんなさい。それじゃあ、とりあえず雑談でもしましょ」
「勉強するんじゃねぇんかよ」
まぁ、たまには付き合ってやるか。




