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暖かし日に夢を見るもの  作者: 海燕 紫杏
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第一章 並木桜の散歩道

本日、五月の二十一日。晴天なり。


昨日までの寒さは嘘のように、暖かな陽射しが私に降り注ぐ。

とても心地がよい。太陽の薫りがする。


本来五月末なので暖かくない方がおかしいのだが、近年稀に見る異常気象で、先日までは肌寒い日が続いていた。


夙川の散歩コースは、犬の散歩をしている人達がたくさんいる。近くに高級住宅街があるため、マダムの散歩コースとなっている。


隣をダルメシアンが通っていった。

本当に絵にかいたような金持ちがいるんだなと私は思った。


さて、いつもの日課を始めるか。


私は、サークルの後輩の黒髪ロングの美少女、西森さんにどのように話しかけようかと考えている。


散歩しながら、西森さんのことを考えるのが毎週末の日課になってしまった。


どうしたら彼女にお近づきになれるか作戦を練りながら散歩をするのである。


西森さんとの初めての出会いは4月にあったお花見コンパの時である。


私が所属しているサークルの「もだけん」(モダン文化研究会の略)では、毎年4月にお花見コンパをしている。


今年のお花見は、京都の円山公園で行われた。


まずは、その出会いの様子について振り返ることにするか。








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