天空の時代
あまりに巨大な王女は
僕の足元に跪いた
僕が間違っていると
そういっているかのようだった
僕に体力と気概と自信があれば
ちゃんと僕は生きて行ける
あの国のこととか
考えないで済むだろう
それもすべては例えばなくなって
君のそばにずっとい続けることができたら
王女の君を
滅ぼして
辱めて
僕に服従させることができたらいいのにね
そうしたら
僕は君をあざけて笑って
それで悲しくて
君に抱いてもらうんだ
あまりにもいい時代だった
誰も希望なんか抱いちゃいなかった
僕だって性欲くらいしかなかった
それでも
僕はただ米粒ほどの
何の価値もない
君を追いかける
だから知っている
僕は周りから疎まれていると
そんな風に考えて鬱になって死んでしまえばいいんです
そうしたら僕はきっとこの世の星座になって
あまりに美しく輝いて
あいつは自己愛が強すぎると言われて消えていくのです
それからまだ言い足りないことがある
王女の君に言いたいことがあった
夜道に気をつけろ
君のことを狙う何十人もの男たちが
君のことを強姦するかもしれないからね
そんな風なことを考えて僕は子供のころ生きていた
いつも夢に見ていたのは
崇高な芸術だった
だからきっと僕はそんな子供のころの時代を
天空にいた時代と語る