表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
隣の悪霊祓い  作者: スポイト
2/3

事の始まり

…2日前

事の発端はこの日から。僕の家の隣に引っ越し業者が来ていた。しかも両隣りだ。怪しすぎる。季節が秋であるのも時季外れであり怪しい。そのようなことを考えていると、片方から家主と思わしき人物がでてきた。

「あの…」

髪はボサボサ、すっぴん、おまけにダボダボのTシャツという胃もたれするほどの無頓着だが、以上の3点をどうにかすればかなりの美人であろう顔立ちをしていた。どんぐり眼に唇は薄く艶があり、美人というよりも可愛い系か。

「…!なんかついてます!?」

ジロジロ見過ぎたせいか彼女は聞いてきた。それにしてもリアクションが大きいのでは。

「いえ、特には」

気の利いた返事をしろと自分でも思うが仕方ない。僕は元来結構人見知りなのだ。

「良かった〜。朝慌ててて髪もとかせなかったし、化粧も出来なかったし、服も荷物に入れちゃってこんなもんしかなかったんだよね」

いつもはきちんとしていると言った後、突然ハッとした表情になった。

「ああ!…ごめん。自己紹介がまだだったよね。私は…阿部さんとでも呼んでくれないかな。正式な名前は長いし、下の名前で呼ばれるのも恥ずかしいからお願いね。じゃあ、私戻るから。後で正式に挨拶しに行くから」

この後、昼から始めたであろう引っ越し作業は夜8時頃に終わり、その後、彼女はやってきたのである。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ