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事案104-B:ポイント・オメガ 碑文解析報告 発見日: 2023年9月18日 02:40

事案104-B:ポイント・オメガ 碑文解析報告

発見日: 2023年9月18日 02:40

記録者: 公共第四調査室 物理解析班


状態: 物質的な凹凸はなく、高出力レーザーでも損傷を与えることが不可能。特定の角度から視認した場合のみ、網膜に直接「像」を結ぶ。


1. 碑文の構成

碑文は、三つの同心円の中に、数千の「極小の記号」が並んでいる。

外周部: 現代の数学的記号(πや黄金比、プランク定数など)が、意図的に「誤った形」で並べられている。


中層部: 既存のいかなる古代文字(ヒエログリフ、サンスクリット、ルーン等)にも該当しない、極めて抽象的な曲線群。

中心部: 被害者の脳組織に見られた「QRコード状の回路図」と完全に一致する紋様。


2. 解読された断片(AIによる言語パターン抽出)

解析チームが言語アルゴリズムを数千回走らせた結果、以下の数フレーズのみが「日本語」として出力された。


うつわは満ちた。たねは剥がされ、さねは戻る。」

「沈黙の間に、我らは織る。千の指で、記憶の糸を。」


「収穫のときは、星の配置ではなく、絶望の密度で決まる。」


3. 碑文の「動的性質」

調査員の一人が、この碑文に素手で触れようとした際、以下の現象が記録されている。


音響的共鳴: 碑文が「カチ、カチ、カチ」という、K博士の末路と同じ乾燥した音を発し始めた。

視覚的汚染: 周囲の調査員たちの影が、碑文の文字を「吸い取る」ように伸び、影の指が異常に増殖。


残留エネルギー: 触れた調査員は、直後に「自分の脳が外側に裏返されている」という感覚を訴え、2分後に心停止。検死の結果、脳の全神経が「碑文と同じ幾何学模様」に整列していた。


4. 解析班の結論(暫定)

この碑文はメッセージではない。

それは、「この場所が情報の排出口(ゴミ捨て場または送信所)であること」を示す、一種のラベル、あるいは『仕様書』である。


碑文が書き換わるたびに、地上で「不自然な失踪」や「未確認生物の目撃」が増加する相関関係が認められる。

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