堕落する魔術講師とパンドラの匣~その先に救いがあるのかはまだ見えないが、それでも進む~
エデンガルド帝国魔法学院非常勤講師、オルレア・ツァラトゥストラはその能力・知識こそ特級たるものだったが、遅刻、早退→自習の常習犯。その上、既存の道徳や常識を一切顧みず、授業を放棄したりと、生徒も呆れるロクでなしだった。
彼のそんな態度は、当然ながら多くの生徒教員から反発を買う。しかし、その言動は一見不道徳・不倫理であるが、その本質は『古く都合よく捏造された道徳規範、権力者が作り上げた民衆先導の為の虚構から抜け出し、現実に目覚め、自分を取り戻せ』という倫理観に基づいていた。
つまり、既存の道徳規範や社会からの期待を逸脱することは、社会的には『堕落』とされていても、それらは人間性や本質的には自己の獲得であり、自己の獲得なしに倫理は生まれず、倫理なき社会に未来などないという哲学と社会への批判がその背後に存在しているのだった。
「であれば、皮肉を込めてあえてこう言うおう! 人間よ、もっと堕落せよ!」
彼のそんな態度は、当然ながら多くの生徒教員から反発を買う。しかし、その言動は一見不道徳・不倫理であるが、その本質は『古く都合よく捏造された道徳規範、権力者が作り上げた民衆先導の為の虚構から抜け出し、現実に目覚め、自分を取り戻せ』という倫理観に基づいていた。
つまり、既存の道徳規範や社会からの期待を逸脱することは、社会的には『堕落』とされていても、それらは人間性や本質的には自己の獲得であり、自己の獲得なしに倫理は生まれず、倫理なき社会に未来などないという哲学と社会への批判がその背後に存在しているのだった。
「であれば、皮肉を込めてあえてこう言うおう! 人間よ、もっと堕落せよ!」
第一章 デタラメな非常勤講師
第1話 非常勤講師になったワケ
2024/12/13 22:24
第2話 エデンガルド帝国魔法学院
2024/12/13 22:23
第3話 破天荒な講師
2024/12/13 22:24
第4話 ジャムパンは裏切らない
2024/12/14 12:10
第5話 非常識な講師にはご注意を
2024/12/14 16:29
第6話 反感と逆鱗
2024/12/15 15:21
第7話 堕落の真意
2024/12/17 18:34
第二章 堕落による摩擦
第8話 怠惰と軋轢
2024/12/18 18:32
(改)
第9話 決闘
2024/12/20 18:41
(改)
第10話 エリートとしての品格
2024/12/25 18:25
第11話 魔術師は卑しい
2025/01/02 19:30
第12話 魔術とは道具か、それとも道か
2025/01/07 19:19
第13話 逃げ道を作るべし
2025/01/13 11:02