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ヒーローブレス!~謎の紳士に変身アイテムを貰った俺は、普通の人を守るための戦いに身を投じるが~  作者: XX
第3章:邪悪なる白虎

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第36話 誰が敵?

 高瀬が仲間に入った。

 ヒーローブレスは無いけどな。


 ……彼女は世界の秘密を知ってしまったからね。


 高瀬としては


「異空間転移が起きたときに、傍に私が居たら引き摺り込んで下さい」


 って言って来てて。

 理由を訊くと


「そうしないと、異空間からの攻撃に、私は無力になりますですから」


 ……まぁ、もっともな理由だわ。


 映像状態だとどんな攻撃もすり抜けるけど、そんなの引き摺り込んだら何の意味もないもんな。


 無敵状態のキャンセルが容易なんだから、だったら動けない無敵よりも、無敵じゃ無くても動ける身体になる方がマシ。


 当然の理屈だよね。


 なので


「分かった。その通りにする」


「高瀬さんは戦わなくて良いからね」


 そう言って、俺たちは彼女のそのお願いを聞き入れた。




「あの虎の戦士の正体は誰なんだろう……?」


「向こうはこっちのこと知ってたみたいだったよね。そして恨んでるみたいに見えた」


 そして後日。

 俺たち3人は、放課後誰も居なくなった教室で机を囲んで話していた。


 こういうときは、頭の数が多い方が良いアイディアがでるかもしれないから。


 高瀬にも参加して貰っていた。


「そんなの、桜田君か笹谷さんを恨んでる方でしょう?」


 高瀬の言葉。

 うん、そんなことは俺らも分かってるんだよ。


「心当たりは無いんすか?」


 俺はあるな。

 暴力事件を起こしてるから。


 須藤あいつとか須藤あいつとか須藤あいつとか。

 だから


「俺はある」


 俺はこう答えたが、笹谷は


「私はちょっと分かんない」


 となった。


 俺ら2人の言葉。

 笹谷はまぁ、他人に恨みを買う人生を送って無いしな。


 心当たりも無いだろうさ。

 すると笹谷が俺に


「心当たりがあるなら」


 アイディアを披露してくれたんだ。

 それは……


「異空間転移してみればいいんじゃない?」


 あっ、と思った。

 そういやそうだ。


 ヒーローブレス保持者はそれで巻き込まれるんだから、それで分かるじゃん。


 ……というかさ。

 あのとき、見失ったとき。


 やりゃあ良かったんだよ。

 そうすれば見つかったかもしれないのに。


 あのとき思考の柔軟性が無かったことを、俺は悔やんでしまう。

 こんなナイスアイディアをあのとき思いつかないなんて。


 だけど


「あー、笹谷さん。すみません」


 そのとき、申し訳なさそうに手を上げたんだ。

 高瀬が。


「それは止めといた方が良いと思います」


 発言した。


 ……ちょっと意外だった。

 何だろ……


 まず、俺には笹谷の意見がナイスアイディアにしか思えなかったのと

 あと、高瀬が笹谷には、気後れして対立意見を言いにくいんじゃないのかと思っていたのがある。


 でも、高瀬は言ったんだよ。

 ちょっと、これは訊いてみないと


「理由を言ってみて」


 促した。

 すると


「ヒーローブレスを誰かに預ければ誤魔化せると思いますです」


 そんなことを言ったんだ。


 ヒーローブレスを預ける……?

 そんなこと、可能なのか?


 それは所有権を誰かに渡すってことだろ?


「誰かに渡して、返してもらえなかったらどうするのよ?」


 もっともな笹谷の意見。

 だけど高瀬は


「ヒーローブレスの性能を教えないで、渡すのは可能ですよね?」


 ……俺たちがヒーローブレスを得た経緯から、その可能性を指摘したんだ。

 確かに俺は、ヒーローブレスが何であるかは教えて貰ってない。

 巻いたら自動で基礎情報が頭に入ったけど。


 ……逆に言えば、それさえされなきゃタダの玩具にしか見えないんだ。

 じゃあ、玩具を手首に巻きそうにない人に渡せばいいよな。


 なるほど……。

 手段としてはアリかもしれない。


「その可能性を考えないで、チェックをしても見つかれば良いですが……」


 見つからなかった場合、変な思い込みか、拭えぬ疑惑だけが残ることになりますよ。

 やらない方が良いのではないすかね。


 それに相手もこっちの動向を気にして、破滅的な行動を……


 そう、高瀬がさらに持論を続けようとしたとき


 ぎちっ


 空間が凍結し、高瀬の動きも停止した。


 ……異空間転移だ!

1回チェックをクリアすると、その後はそれは安全であると思いがち問題。


読んでいただき感謝です。

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