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17/17

17話 準備が必要

かなり短いです

 霊馬に揺られ移動するこ数十分。

 外は雄大な大地から木造の家が立ち並ぶ町らしき場所へ移り変わっていた。

 古い構造の家はここだけ時代が取り残されたかのよう。

 「味わい溢れるいい町並みですね。心が安らぎます」

 「確かにな。レンガ造りの家もいいけど、こっちも捨てがたい」

 「そうですか?なんだか古臭くて私は嫌ですけど」

 一瞬にして雰囲気を壊すユキ。

 俺の眉間に思わず皺が寄る。

 しかし、俺は起こらない。

 何故なら、ユキと反対隣りに俺よりもっと怒ってらっしゃる方がいるからだ。

 額に青筋を浮かべた彼女は笑顔を浮かべている。

 「ユキ?あなた、教育が足りないみたいねぇ?」

 段々と真顔になっていくユウを見て流石に自分の失言に気づいたのか、顔面蒼白になっていくユキ。

 「あ、席譲りますよ」

 颯爽と席を譲る俺。

 姉妹でゆっくり話してもらいたいものだ。

 「あら、わざわざ気を遣っていただきありがとうございます」

 器用に席を交換していく俺たち。

 「それでは、ゆっくりお話ししましょう?」

 それから、馬車が止まるまでの間仲慎ましい会話が繰り広げられるのだった。

 ちなみに俺は、魔法で外の音を遮断しておいた。

 家族の会話に部外者が入るのは失礼だろう。

 



 馬車が停止した。

 騒々しい音が外から響いている。

 どうやら群衆が群がってるらしい。

 あれから結構時間が経ったけど、俺の気分は絶好調。

 なんだか隣が静かだけど、気にしたら負け。

 

 扉が開き、外に出る。

 外には多くの群衆が集まっていた。

 「ウワ―!何この量?!もしかして、私って人気者?」

 多くの視線を浴びて気分を良くしたユキは手を振りまく。

 「ゼウス様、ユキ様、ユウ様。ようこそ妖魔の里へ。我々一同、あなた様方のご到着心よりお待ちしておりました」

 馬車を降りると、扉の横に待機していたらしき者が俺たちに挨拶してきた。

 「お、左衛門!」

 その男は左衛門。本名山本五郎左衛門(ごろうざえもん)という。

 長いから基本的に略すことが多い。

 彼はこの里の将軍を任されており、ユズの側近としてその実力を遺憾なく発揮していた。

 「屋敷にて姫様が待っておられます。」

 左衛門は俺に返事をすることなく、中に入るように催促してくる。

 あれだな。

 ユズに早く連れてくるように言いつけられてるんだろ。

 「・・・大変だな」

 「分かってくれますか・・・!」

 事情を察し、軽く労いの言葉を掛けると目に涙を浮かべなる左衛門。

 「分かるよぉ、その辛さ。よく頑張ったな」

 「はいぃ」

 

 自分と同じ境遇の人がいたから、ついつい共感してしまった。

 左衛門とはこれからも仲良くできそうだ。

 と、そんなことは置いておいて、左衛門に催促されるまま木造の大きな屋敷に入った俺たち。

 あんまり待たせると左衛門の首が飛びかねない。

 物理的に

 中に入るとユズの侍女らしき人が案内してくれた。

 おそらくだけど、この人も普通の人じゃないだろう。

 この里には妖怪と呼ばれる者が住む都だ。

 彼らはユズを主君に、正確に言うと左衛門を王に主従の関係となっている。

 容姿は魔物と似ていて異形の者が多いが、決定的に違う部分は敵対心だ。

 魔物には人間を嫌悪している者がほとんどで、時々人間の国と戦争になる。

 しかし、妖怪には人間への敵対心がほとんどなく、友好な関係を築けている。

 ほかにも神がいるかどうかなど、違いはあるが、また後で説明するとしよう。

 

 案内に従いついていくと、一つの部屋の前で止まる。

 「この先で姫様がお待ちです」

 若干の同情が籠った声。

 ・・・配下にまで面倒くさいって思われてるんだ。

 そんなことは置いておくとして、再び気を引き締めて目の前の障子を見据える。

 こっからはある意味戦争が待っている。

 そこまでヤバいやつなのかって疑問に思うかもしれないが、ヤバい。

 天界にいるときは慣れもあるし、他の厄介なやつの相手もしていたから問題なかった。

 問題はなかったんだけど、今は転生した後だし慣れてないから、もう一度気を引き締めようってわけだ。

 これからの為にもね。

 

 「姫様、ゼウス様御一行をお連れしました」

 「・・・入りなさい」

 開戦の扉が開かれる

 

 

 


やる気が落ちて、更新ペースが凄く落ちてます。

回復するまでゆっくりマイペースに頑張りますので、よろしくお願いします

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