第一話前世
ふと考える時がある。
死んだらどうなるのだろう。
誰もが一度は考えてみたこちがあることだ。でも、それを知るのは死んでしまった後であって、生きているいまでは知る由もない。
ガチャガチャとパソコンを操作する音だけが部屋に響き渡る。私の名前は、五斗惰絆、年齢は15歳職業は自宅警備員、簡単に言えばニートだ。入学当初にいじめられ人間不信になってしまった。いじめの理由は、身長150センチ体重100キロという体型によるものだ。
この体型のせいで親友にもいじめられる羽目になりまあ今に至る。ポテトチップスがきれおなかの虫が鳴いたのだが、冷蔵庫はあいにくの品切れ。家族は眠っている。なので仕方なく外に出ることにした。
「んっ、ふっ。」
四苦八苦してようやくズボンをはき重い体でコンビニに向かう。
前よりも動きにくいと感じ、また太ったんだなあと実感する。まあ当たり前の結果ではある。ここ半年一度も外には出ていないのだから。
「ほんと、デブだなあ。」
つくずく虚しくなってくる。何度も痩せようとは思った。ダイエットも何回も頑張った。でもダメだった。まあ私の心が弱いからだ。そうやっていくつもことをあきらめてきた。もう後悔もない。
「らしゃせー」
コンビニに入るとやる気のない腑抜けた声が来た。とにかく自分の空腹を満たすためにたくさん買う。大量の食材をかごに入れていくうちにこれでまた太るなーと、思いながらレジに向かう。
「うわっ、こんなに。」
レジにおいてきずいたのだが欲しいものを入れていたらかごが満タンになっていた。
そしてお金を支払い、いえに戻る。その時すれ違いざまにとても細い女性にあったてしまった。
「きゃあっ!」
とその女性が盛大にしりもちをつく。
「大丈夫ですか?」
「どこ見て歩いてんのよ!この豚っ!」
「っ!」
はしった。
「ぶふう、はあ、はあ。」
横目にトラックが突っ込んできたのが見えた。