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1日目

5月1日

ニホンという国に落ちた。雨にずぶ濡れで気分は最悪。もう帰ってもいいか？

cafeという所で人間の話を盗み聞きした。どうやら頭は弱いくせに感情は細かい生き物のようだ。めんどくさいところに落ちてしまった。

人というのは自分たちと違うものを拒絶する傾向があるようだ。

落ちてからというもの奇異の目で見られてばかりだ。じろじろ見てくる人間達の1人を捕まえて尋問をすることにした。どうやら雨の中傘もささずに無表情で歩いているのは普通ではないらしい。雨の中傘もささないのは普通じゃないかもしれないが、自分一人で行動する時は誰だって無表情だろ。一人でニヤニヤしているほうが奇妙だ。といいかえして解放した。

文明は決して劣ってはいない。だが優れているとも言えない。これからに期待大。

もう夕刻だ。最初は人間の生態を分析することに徹しようと思う。次の報告は明日だ。

ではまた明日。