ぼくと、わたし
ふっきれたようで、そうでない。
まだ「彼」を好きなのかも、そうでないのかも、曖昧で。
はっきりと、「おわかれ」をした訳ではないからか。一方的に、ああ言われたからか。
分からない。分からない。分からない。分からないんだ
一番大事な時期なのに、受験生なのに。これで良いのか。
いや、良くは無いんだろうけど。
仕方が無い。仕方が無いんだよ。
やりたい事も、好きな人も、もう無い。
無い。無い。無い。無い。無い。消えた。消えたんだ。
まだ14歳でしょ、って言われても、さ。
もう直ぐ15歳です!としか返せない。そうなんだよ。
まだ、って何だ。まだ、って。
何で、どうでも良い、関係の無い、人間に。そう言われないといけない。
私を知る訳でもない、政府の人間に、生き死にを、管理されないといけない。
誰が死のうと、生きようと。そのひとの、自由だろう?
それなのに、おまえらは。
たった一言、死を願うだけで。生を、押し付けてくる。
「生きろ」「生きろ」「生きろ」「生きろ」
なら、お前らが生きろよ。私の人生に、お前らは、関係無い。
わたしは、ぼくは。
他に共感を求めている訳ではない。
ただ、ただ、ただ。
数人の、大好きな、「ともだち」と、話していたいんだ。
それが、画面上の、繋がりでも。
彼等は、彼女等は。
私とは全く違う、境遇を持っていて。個性を持っていて。あたたかさを、持っていて。
だからか。
私は、「ともだち」が、とてもとても、好きだ。
私が、ラティオスが好きなのも、親を嫌っているのを、彼女等は、彼等は、知っている。
時々、吐き出し過ぎても、死を願っても、無理に止めない。
ただ一言、「どうしたの」と、「俺も今やばい」と。
私は、その一言で、すこし、落ち着いて。
そうして一度、考え直す。
そうすると、すこし。すこし。すこし。私は。
私は、「ともだち」との、ちいさな、ちいさな、ひとつひとつの約束で、夢で。
成り立っている、のかも知れない。だから、だから。まだ。生きている、のかも。
「二人で一緒にお寺に行こう」って。「おすすめのホラー小説あげる」って。「2人で写真撮りたいね」って。
そんな、そんな、そんな。
ちっさいようで、すこし。おおきな。
ゆめが、やくそくが。
わたしを、はげます。「生きろ」「生きろ」と
私は、いくつもの、ゆめと、やくそくを、持っていて。
それが、どうしても、忘れられない。
例え、相手が、忘れているものだとしても。
守らなくては、いけない。
だから。だから。だから?
生きる、のか。生きるのか?生きる、んだろう。
正直、自分ではもう。
分からない。分かる訳がない。
どうして、生きるのか。自分を、どう呼べば良いのか。何を、描きたいのか。何を、書きたいのか。何も。何も。
知らないんだから、仕方ないだろう?なぁ?
ああ、でも
一番大きいのは。
彼の、存在と。絵と。本。なんだろう
あれだけ、あれだけ、あれだけ、あれだけ、愛したくせに。言葉を残したくせに。
簡単に、雑草の様に、私を。
ああ。あなたは、意外と、クズなんですね!
今更。
誰かを好きになれと、言われても。
無理なものは、無理で。
5億円あげるから、誰かを好きになれと言われても、無理。
今でも。あなたが、あなたが、あなたが。
好きにならせた、あなたも、好きになった、私も。悪い。悪い悪い。
れんあいは、しばらく。
いらない。いらない。ゴミ箱に。
いや、まず。その前に。恋愛って。何だ。何だ。
世の中が何故こんなにも多面性のあるものなのかも。
自分を何と呼んだら良いのかも。
誰を、好きなのかも。それとも、もう。
好きでは、ないのかも。
このせかいは、うつくしくて、きたなくて。
どっちでもある。どちらでもあるんだ。どちらでも。
完全に綺麗、とは言えないこの世界。
完全に。かんぜんに。
嫌い、ではなくて、好き、でもない。
きたなくて、うつくしくて、おおきいようで、ちいさい。分からない。
そんな、世界。
まわっている、地球。
止まらずに、動く。動く
命は、終わらない。続く。
消えて、生まれて、消えて、生まれて。繰り返して。
わたしが、ぼくが。
「死にたい」と思いながら生きている時。
何処かの、知らない、ちいさなこどもが。
「生きたい」って願いながら、死んでいく。
顔も名も声も、何一つとして知らない、こどもが。
同じ、「人間」が。
それが、世界。
なんだろうけど、すこし、いたい。しみる。
罪も無い、暖かくてふわふわの犬や猫が、殺されて。
「殺処分」と言われて。「煩い」と言われて。「面倒」と言われて。
煩かったから、捨てた?
面倒になったから、捨てた?
なら、お前が、捨てられろよ。
私の家には、東日本大震災の年に拾った猫が、3匹いて。暖かくて。
今までに、様々な種類の動物に囲まれて生きてきたからこそ、命の重みが、少し、分かる。死んでしまう時の、悲しみも。だからこそ、ちっさな理由で、暖かな存在を捨てる奴等が、許せない。それは、こどもを捨てる奴等も、同様で。
自由に。
それぞれの人生を。生き方を。
ついこの間、「LGBTは生産性が無い」と、ある女性が言っているのを、TVで観た。
それなら、まず。お前が10人でも100人でも子孫を残してみろ。
わたしは、ぼくは。
はっきりとは分からないけれど、両性愛者で。
少しだけ近い、かも知れない将来に。
異性と、結婚したとしても。
同性を、選んだとしても。
こどもは、いらない。
その人だけを、愛していたいから。
「パートナーシップ」などと言っておいて、何が、「生産性」だ。
わたしたちは。ぼくたちは。人間は。
「こども」をつくる為だけに、生まれてきたの?
絶やさない為に、残す事は、大事だろう。
でも、それを。全ての人間に強いる事は、間違っている。
同性以外を愛せない。
異性として生きたい。
同性も異性も、好きになる。
人を、好きになる事が出来ない。
それの、何が。間違っている。
残したくても、残せない。
周囲の目が、怖い。
実際にそうでもない、理解もしようとしない人間に、何が分かる。
腐っている。
甘い、甘い、匂いがする。
見た目は、とっても綺麗。
あか、あお、しろ、みどり、きいろ、くろ、むらさき、ぴんく、おれんじ、ちゃいろ、みずいろ、やまぶき、だいだい、きみどり、ねずみ、えめらるどぐりーん、おうど、こげちゃ、べにいろ、べーじゅ、こん、くりーむ、ふかみどり、あかむらさき、ぐんじょう、しゅいろ、はだいろ、わかくさ、るり、あさぎ、はなだ、はないろ、おなんど、なすこん、かち、こんぺき、ひわいろり、きゅういろ。
たくさん、たくさん。もっと、たくさん。
たくさん、色が、あるからこそ、美しい。
生きろ。
個々の色で。
私はきっと、まだ、生きる。
生きたい、のかも知れない。
やくそくが、あるから。
それはそれはちいさくて、それはそれは、だいじな。
だから、まだ。
わたしは。ぼくは。
生きたい。
そして、そしてそしてそしてそして。
ね ね ね ね
むざんにでも、きれいにでも。
かれに、かれに。
かれ、を。を?
いつか。
おわり