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エッセイ

執筆を途中で辞めてしまう理由とは

作者: ウツロ

 連載が中途半端で終わっている作品をよく見かけませんか。

 途中で辞めてしまう理由は人によって様々だと思います。

 実際に自分が書いてみて思った事、気付いた事を書き記したいと思います。


 私は現在、ある作品を連載しています。書き始めて一か月のド新人です。

 元々文章を書くのが苦手で読むだけしかしていませんでした。そこで思った事は「何か同じ様な作品ばかりだな、自分の好みの作品が余りにも少ないな」という事です。

 それじゃあ書いてみようと思い立ったわけですが、なかなか上手く書けません。

 それでもつたない文章ながらも一生懸命書くわけです、それこそ魂を込めて。他の作品で不満に思っていた事、自分ならこうするのになんて事を盛り込みながらです。

 そして何度も何度も見直すわけです「ここ分かりにくくないかな、おかしな文章になってないかな、下手ならせめて誤字をなくそう」と考えながら。

 そうしている内に少しづつですが、上達してる気がするのです「今日は上手くかけた、昨日よりいい文章になった」とね。

 二十話ほど書いた頃でしょうか、なんとレビューを書いて下さった方がいたのです。

 ご存じかと思いますが、レビューが掲載されると一時的に読んで頂ける方が増えます。


 そこでふと考えました。今の文章は以前より面白く書けてるはず、しかしレビューを見て読む方は最初から読むんだと。よしここでもう一度最初から読み返してみようと。


 読んでみてこう思いました。これ面白いか?

 どっかで見たような話が続きます、思わず読み飛ばしてしまいました。

 そう、あれ程気持ちを込めて書いた自分の作品をです。

 すると不思議な事に先程まで上手く書けてたと思っていた昨日書いたばかりの話、それもつまらなく思えてきたのです。

 こんなはずでは無かった、これでは自分が面白くないと思った作品と同じだ。いや、むしろそれより…


 ここで筆をくのではないでしょうか?これ以上書く意味が在るのかと。


 次にこう考える事もあるでしょう、違う話を書いてみよう、皆が書いてない新たな話を。


 しかし考えてみて下さい。人は自分が経験した以上の物は書けません。(以外でなく以上です)

 勿論一部の例外も存在するでしょう。しかし殆どが経験を必要とするのです。


 サバイバルで死にかけた、それはリアルな物語が書けるでしょう。

 スポーツで単身、異国の地で過ごした。ならば異世界転移でも知らない土地での心細さ、不安、自分の力で道を切り開く物語をリアルにえがける事でしょう。

 しかし私にはそんな経験ありはしない。

 題材は誰も書いて無いものでも中身は一緒、大した違いなんて無いでしょう。

 服を着替えた所で、会話してみれば同じ。当たり前です中身は変わってないのですから。

 そんな作品を今度は完結まで書けるでしょうか?

 書けるでしょう、以前より評価して頂ければ。


 でも、以前より評価してもらえなければ?無理ですそんなメンタルありません。


 じゃあどうするんだ?って話ですよね。

 思い出してみて下さい。何故執筆しようと思ったのかを。好みの作品が少なかったからですよね。

 ではその数少ない作品を応援すればいい。無理に意見を言う必要はありません、見てる事を伝えるだけで十分です。

 他にもあります。自分の作品です。完璧になる必要はありません。どこか一部他人に影響を与えればいいんです。その人がまた他の人に影響を与えるでしょう。それが多様性を生み様々な作品が生まれる事でしょう。その中には好みの作品があるかも知れません。


 それは新たな話である必要は無いのです。今連載している作品で十分ではないでしょうか。

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― 新着の感想 ―
[一言] 自分のためだけに小説を書くのと、なろうで公開するために書くのは実は一緒じゃないんですよね。 面白い小説を書こうって意気込むと複雑な心理的作用で上手くいかないのかもしれません。つまりエタる理由…
2017/05/14 21:05 退会済み
管理
[一言] わしもエタッテル現在2万字。書いててもクソダルイ。とはいえ10万字ほどはほしいなー新人賞に投稿したい。ガンバル。
2017/05/10 20:21 退会済み
管理
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