パートナー
目が覚めるとベッドの中にいた。
「ここって・・・!なんで自分の部屋にいるんだ?」
そう僕がいたのは自分の部屋だった。いや、落ち着いて見てみると家具の種類が違っていたり、配置などが変わっていた。
「ここが『平行世界』なのか」とやっと状況が理解できたとき
「お、やっと目が覚めたか」どこからか声が聞こえた。
「誰だ?」周りを見回したがだれもいなかった。でも、さっきとは違って猫の置物があった。
「ここだ、ここ」
「ね、猫がしゃべったぁぁぁ!」状況が理解できたのはさっきまでだった。
「おい、パートナーにむかってそれはないだろ」猫は怒っていた。
「え、パートナー?」
「まさか天使からなんも聞いてないのか?」
「う、うん、ってなんで天使のこと知ってるんだ」
「はぁーあのやろう、なんも説明せずにこさけたなんて」猫はあきれていた。
「いや、一応、魔王からこの世界を救ってほしいって言われてこの指輪をもらったんだけど」
「あいつわざとだな。」と今度は怒りは天使にむいた。
「それはそうと、自己紹介がまだだったな。俺はクロお前のサポートをするためにきたんた、よろしく」と手をだした。
「僕は永瀬友久。こちらこそよろしく。」一人の
とひとりと一匹は握手をした。
「それでいつ魔王を倒すんだ。すぐって言われても無理だからな」
「それは大丈夫だ。まだ魔王は見つかっていない」
「えっ?」いきなりの返答に唖然としてしまった。
「おい、いきなりボスが現れるとおもうか」
「まぁそうだな。なら俺はどうするんだ?」
「簡単だ。今魔王の手下みたいなやつ『ディアブロス』が町で暴れてるんだ。そいつらを倒せばいつか親玉も出てくっるてな」
「なるほどやっと理解できたらわ。で、そいつらと戦っていない間ってどうするんだ?」
「ああ、この世界の学生として過ごしてもらう」
もう着るはずのなかった真新しい制服に腕を通し真新しい鞄を持って僕は歩いていた。高校にむかって。
「まさか、人生二度目の高校生活とはな」
「でもいいじゃねえか。戦ってない間暇しなくてすむんだから」
クロは鞄に付いているキーホルダーになっていた。
「それでさっき言ってたディアブロスってのはどこにいるの」
「ああ、説明してなかったな。あいつらは『歪みの世界』にいるんだ。そことこの世界が重なるときがあるその時被害にあうんだ」
「ふーん、で重なるとき何かあるのか」
二人は気づいていないが後ろから危機が近づいていた。
「なんかなもやもやしたものが近づいてきてそれに巻き込まれると歪みの世界に行ってしまうんだ。そう、あんなのがそうだ」
すぐ後ろにそれはあった。
「おい、まさかあれじゃないだろうな」
「あれ」
「急過ぎるだろ」友久は吸い込まれていった。
目を開けるとさっきとは全く違う風景だった。
「ここはどこなんだ」
壊れた建物、折れた電柱、ぼこぼこになった道路。さっきいた場所とは全く違っていた。
「ここが歪みの世界だぜ」
そうここが歪みの世界だった
そのとき、土煙が立ち上ぼりなにかが現れた。
「あれがディアブロスなのか」
「そうお前運がいいんだないきなり会えて」
「できるなら仲間に会いたかったけどな」
「ま、気づいた人たちが助けにくるよ」
「それまでは僕がかんばらないとね」
ディアブロスはこちらに気付いて近づいいてきていた。
「怖くないのか?」
「もちろん怖いよ、でも戦えるのはほくだけなんだ」
「いい覚悟だ。じゃあいくぜ!」
「ああ、転身!」
全身がひかりはじめた。からだが軽くなった。一部は少し重いが
「転身完了!」
転身が終わり僕はフェイターになった。
「え?えぇぇぇぇぇぇ!」僕は驚いていた。だってだって
「な、なんで女になってるんだぁぁぁ!?」
そうその日から僕は女に変身してしまうようになった