表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
気ままな犬と寂しがる猫  作者: K城
Casual dog and Lonely cat~Introduction~
3/7

Jun part#2 Rin's nap

Introduction 3<K part>

 すずへの報告が済むと、あたしはお昼ご飯にした。ご主人様はあたしが賢いことを分かっているから、お昼ご飯を用意して置いていってくれている。

 のんびりとご飯を食べていると、どこからか大きな音が聞こえた。大きな鳥がバサバサと、はばたくような重みのある音。昔はよくあったけど、ここ2,3年はおさまっていた。この春からまた始まったの。本当に何かが羽ばたいているのか、この時は独特な風が吹く。涼やか(きもちがいい)でけれども、どこか訳ありげな(変な)感じがする。まぁ気持ちが良いのは確かだし、午後やることは確定した。


 .......私はご主人様に何かがない限りは面倒に関わるつもりがない。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

家に着くと母親が夕飯を作っていた。

......リンみたいに(ふんふん)やると、山椒とひき肉を炒めたような香り。味噌とラー油の香ばしさも感じる。

........ふんふん

.................ふんふんふん

...........................ふんふんふんふん



!!!(ひらめいた


「おかん、麻婆豆腐やな⁉︎」

「せやけど、なして関西弁ねん⁉︎」

.........(バカなのかな)


こんなアホ母親だが、これで料理は上手い。慣れた味だからとかそういう次元じゃない。高校時代、母親が作った弁当は1,000円以上が相場で取引されていた。......俺か?自分で作ってそこそこ美味いメシを楽しんでいたさ。この母の息子なのだから、俺もそこそこ仕込まれている。お弁当なら、そこらの女子には負けたことがない。自分で言うのもなんだが《卵焼き(定番)》こいつにかんしては、母親(プロ級)から免許皆伝されたほどだ。焼き菓子に関しては店を出せると確信している。このまま浪人終わらなかったら、喫茶店で働くつもりだ。


何はともあれだ。リビングに直行して”日課”を始めることにした。


そう モフリング だ。


1日の疲れを癒すには、これに限る。リンの首元ふかふか肉球まわりなめらかお腹(さらさら)尻尾(もこもこ)から下顎ふにゃふにゃまで。リンの全身を堪能する。この間、嫌がるどころか気持ち良さそうに、目を細めるリンを眺めるのもまた乙なものだ。


そうして癒されているうちに、母に夕食に呼ばれ姉さんと3人で山椒の効いた麻婆豆腐とモズク酢、中華スープを美味しい銀シャリ(日本の誇り)と共に平らげる。日課モフリングに並ぶ至福の時間だ。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

あたしは、お屋敷のヒンヤリとしたフローリングをお腹で満喫しながら日向ぼっこして昼下がりの陽気と『風』を楽しんだ。きずかないうちに ウトウトしていたらしく眠ってしまった。

目が覚めたのはおば様が帰ってきた夕方だった。今日はお友達と、お買物してきたみたいでなんだか機嫌がいい。

ご主人様みたいに(くんくん)やるとあたしのしんせきのお肉の匂いがした。あたしにオヤツを買ってきてくれたみたい‼︎

おばさまからオヤツを貰ってカミカミしているとご主人様が帰ってきた!

リビングの扉まで走っていくと、ご主人様はあたしを抱っこして いつもみたく(もふもふ)してくれた。

ご主人様は、とても優しくあたしのことを可愛がってくれる。こそばゆいような気持ちよさに目を細めるとご主人様も嬉しそうであたしも嬉しくなる。こんな快感に身体が疲れてきた頃ご主人様は夕食に行ってしまう。名残惜しいような気持ちもするけど、ご主人様の為に我慢する。あたしはそのまま、お部屋に向かいおもちゃで遊ぶ。キュッキュッって鳴らすとみんな笑って嬉しい。

ご主人様は食事を終えて、お風呂(じごく)に向かったので無事を祈りつつ、あたしは自分の夕食をおば様から貰いかりかりしてから眠った。

.........ご主人様はあんな熱い水溜りで何してるのかな....


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

食後はいつも風呂を浴びて勉強だ。


勉強といっても昼間とは違う。昼間は自分で問題を解いたり、授業を受けたりだ。しかし、夜は後輩たちに勉強を教えてる。こうすると理解度が深まって自分のためになるからだ。


今日は、二つ年下の一臣(かずおみ)だ。昼間のうちにLINEで質問を出してもらった。今日は、理科がメインみたいだ。

いつものように、裏紙に解説と補足事項書いた簡単なプリントモドキを作ってスキャンしてLINEで送る。これも取っておくと自分の勉強に役立つ。電話越しに解説して他愛もない話をしていたら、23時を回っていた。ここで会話を切り上げ俺は布団に入った。


..........すずは何してるかな?

調子乗って2晩連続で書きました。とても眠たくてリンのようにうつらうつらしています(笑)

これからも、学問と両立させながら二人で無理ないように(そもそも高回転目指しての二人三脚なのです)頑張ろうと思います。


1日でプレビューが100近く出たので初見にしては好感触かなと自惚れたりしています。

これからも宜しくお願いしますm(_ _)m


辛口レビューお待ちしています

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ