たまには予想を
「最近の競馬の調子はいかがですか?」
今年に入ってからしばらく連絡していなかった人にメールをしてみると、
「自分は全然だめですが、馬友が今週の勝負レースが、東京新聞杯で、五番十一番だというので、のってみようかと思います」との返事があった。
ある意味情報を頂いたので、それをふまえて検討するも、それでは固い、固すぎる。マウントシャスタの調教の動きが良すぎるのが気になるし、クラレントにはいまひとつ魅力を感じきれない。ということで、せっかく情報を頂くも、私の予想は、左回り連対のダイワマッジョーレと東京得意のレッドスパーダを三連複の軸に。トライアンフマーチも気になるところだけれど、しんがり君が、点数を減らすためにダイワマッジョーレを切ると聞いたので、そちらを採用することにした。きさらぎ賞は、タマモベストプレイとアドマイヤドバイを軸にする。
結局、私が一番重視しているのは、コースとの相性なのだなと、今更ながら気がつく。という調子で中京を予想すると、三枠の二頭になるのだが、これも固すぎる。的中させることが大切とわかっていながらも、穴党を名乗っているという自負が(心の弱さが)一番人気を切って、コンサートレディをとってしまう。一番人気は紐で抑えることにする。
今回は、WIN5も買おうと、しんがり君に頼んで新聞を買って来てもらったのだが、しんがり君は、以前読んでいた新聞が廃刊になってから競馬新聞を買ったことがないらしく、
「四百円くらいじゃなかったっけ?」という。五百円になってから久しいというと、遠い目をしていた。お代を払おうとすると、
「俺も読むから」といって、おごってくれた。ラッキー。収支マイナスの幅が少なくてすむ。
WIN5の予想は控えておくことにする。資産家が被害にあったニュースを見て、
「お金持ちになるのも怖いね」としんがり君と話していた。
「二億円当たっても誰にもいえないね」
「そうだね」
「娘たち、誘拐されちゃうよね」
「本当だよね」
というまるであたること前提のような会話があり、もし万が一なんてことがあったら困るので、発表は控えさせていただく。百万が一、的中していたら、来週からの予想がひどく固くなるか、えらい点数買うかになるのでばれてしまうだろうけれど。
今年初めて予想を披露する。のっていただくのは構わないけれど、忘れてはならない。一月は一点しか当たらず、収支はマイナスだということを。