【違和感】国語の文章問題が解けなくなる
今回は私が初めて自分で感じた障害関係だと思われる違和感の話です。あくまで私の感想であることをご了承くださいませ。
タイトルの私に起きた異変は正確な時期は名言できませんが、中学生になってそれほど時間が経っていない頃だったと思います。一切の前触れや前兆もなく、通り魔の如く襲い掛かってきたのです。
あれ。分かんない。
シャープペンを持つ右手と同時に思考もピタリと止まりました。問われていることが、答えを出すために考えないといけないことが分からなくなったんです。考えるやり方を忘れた、とも言えるでしょうか。頭が沢山の『分からない』っていう言葉で埋め尽くされました。
だって本当に突然の出来事で、今まで普通にこなしていたことが急にできなくなったんです。簡単だったことが告知無しに難しいことに進化した感覚でしたね。
小学生の時からずっと変わらずできていたことが目の前で一瞬で未知の存在に変わった瞬間、混乱もありましたがそれよりも怖くなりました。言語化が難しいのですかこう、当たり前にあった地面がパッと消えたような。歩こうとしていた道を綺麗サッパリ忘れてしまったような、言いようのない恐怖に包まれました。
でも私、「あー疲れていただけだろうなあー」って軽く考えてました。だって中学生になって環境と人間関係がガラッと変わり、授業の受け方や校則などの新しく覚えないといけないことが毎日山程ありましたからね!その溜まっていた疲れが問題を解く力を弱らせただけだと、特に深刻には受け止めませんでした。どうせあの時の一回限りだろうなって。
お母さんが作ってくれる美味しいご飯を食べて、好きな本読んで、寝る直前まで妄想に浸って。そんな『普通』を数日繰り返したら実際忘れましたし!あの底知れない恐怖諸々全部、3歩歩くことなく私の頭からは少しの欠片なく消えてしまいました。
今振り返っても呆れるくらい我ながら単純かつ楽観的な思考だと思います。まああの時点で障害に気付けたとしても今より楽になってかなんて神様しか知らないでしょう。少なくても私には分かりませんし、考えても仕方ないので考えるのはやめます。
しかし私が忘れたからといって現実が変わることはない。そんなご都合展開は漫画の主人公にでもならないと降ってこない。
それからも国語の文章問題が分からなくなることはありましたし、何なら増えました。問いの意図が理解できなくて、右手も思考も止まる時間が増えた。『分からない』がどんどん増えてきて、広がって、また『分からない』を繰り返す。カッコいい言葉で表現すると遅効性の毒、とでも言いましょうか。少しずつ、でも確実に『分からない』に頭の全てが蝕まれる。
事実、国語の文章問題だけでなく数学や理科の文章問題にも『分からない』がウイルスの如く感染してきたんですよ。たちが悪いと思いませんか?
でも一番最悪だったことはこの『分からない』という違和感を見逃してしまったこと、ではなくて。『分からない』が分からなくなっていることを認識できていないことでした。
母と「国語の文章問題が分からないー」なんて軽く笑い飛ばしていたことが懐かしいです。




