登場人物紹介(第二章)
ハスター・シャルティーエ 16歳 男
シャルティーエ公爵家の三男で、アシェ、マールの同級生。
自信家でやや傲慢。アシェの婚約者候補であり、アシェのことは真剣に守りたいと考えている。だが、守ることに固執し、アシェの『戦いたい』という気持ちを全否定しているせいで、アシェからは酷く嫌われている。
戦う力を手に入れたアシェを見て、守りたい気持ちはそのままで戦友として隣に立つことになる。だが、完全にアシェのことは諦めたわけではない。
トウマをライバル視しているが、相手にされていない。
槍型専用マギア『グリフォン』を持ち、風を自在に操って戦う中距離攻撃型。
風を纏って地を滑るように移動したり、高速の突きを放つのが得意。
ヴィンセント・イグニアス 38歳 男
イグニアス公爵家当主であり、レガリアの一つ『フェニックス』を持つ狙撃手。
魔力こそ平凡だが、魔力操作が歴代でも群を抜いてうまい。イグニアス公爵家の奥義である『赤炎帝弾』を精製することが可能。
家族を愛しているが、不器用なので伝わっていないところがある。
クライブ・イグニアス 22歳 男
イグニアス公爵家次期当主でアシェの兄。若いが戦闘力、頭脳、そしてヴィンセントにはないカリスマを持ち、次期当主としての麟片を見せ始めている。
人望があり、自分にも他人にも厳しい。だが優しさもあり、部下たちからは慕われてる。
専用マギア『スルト』を使い、高火力の狙撃を得意とする。
ミュルグレイス・イグニアス 19歳 女
イグニアス公爵家の次女でアシェの姉。ムスタング王国第三王子の婚約者であるが、バリバリの狙撃手として戦うマギナイツでもある。ちなみに第三王子とは恋愛結婚。
アシェにきつくあたるが、アシェを危険な目に合わせたくないとい愛情の裏返し。不器用なところがヴィンセントに似てしまった。
専用マギア『ブリジット』による一撃必殺の狙撃を得意とする。
ビャクレン 千歳以上 女
月詠教・天照十二月『卯月』ビャクレン。
月詠教の本拠地がある『月』の守護者。十二人いる中での四番目の実力者であり、月光の三聖女、月神イシュテルテの護衛でもある。
ルブランが倒されたことで地上に強者がいることを知り、興味を持って降りて来た。
トウマと戦い敗北。その強さに惹かれ、月詠教のまま弟子となった。
武器は小太刀二刀流。魔力による強化。そして『神竜変化』というドラゴンの力を洗練された形態に変化させ、人の姿のままドラゴン化して戦うことができる。