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Another world writer  作者: 水嶋々樹
3/4

3日目

遅れてすみません!今月毎日はちょっと厳しいです::

2月の中盤から可能になる可能性があるのでそこまでちょっと待っていて欲しいです。

あと今回は少し長めです。

3日目

今日の朝目が覚めたら目の前に大きな木の板があった。

そのあと横を見ると昨日見た魔女?がいた。ものすごく頭が痛かったのだか恐らくあの魔法のようなもののせいだろう。

「あら、起きたの?」と魔女は聞いてきたのだか、頭のおかしい奴だと俺をここまで連れてきたやつがいない。

質問に回答せずに周りをキョロキョロしていたら、魔女が何かの呪文を唱えていた。

俺は慌てて「起きました!!」と遅れながらも回答した。

しかし、呪文が止まることはなく、魔女も「えっ!?」と戸惑っていた姿を見ながら俺はまた、気を失っていた。

__________________________________________

今日2度目の起床は夕方だった。

今度は魔女がいなかったが、彼女の声は聞こえていた。恐らくこの家は家と同時に店も行っているようだった。

現状把握のために街を見回ろうと思ったため、「少し街を見回してきます。」とメモを書き残したのだが、1文字目から異様な不快感を感じた。

よくよく見てみると日本語とは全く違う言語を書いているようだった。しかも、あの俺を頭おかしいと判断した奴の言葉の意味がまったく分からなかったのだが、今外からの声は日本語のようにスラスラと入ってくる。

恐らくあの呪文が識字、言語理解させるものだったのだろう。ということはあの連れてきた村人はちゃんと頭が大丈夫と理解していたのか、後で礼を言っておこうと思う。

___________________________

外に出て立ってみるとそこは中世から近世ヨーロッパのような街並みが広がっているが、しっかりと端まで清潔に保たれていて地球(日本)では見たことの無いような光景だった。

2日間ほぼ寝ていたのだから頭が痛い。また、寝ていた考察としては言語を無理やり差し込まれたから脳が処理するために寝ていたと考えるのが妥当だと思う。

大通りに出て、あかりが灯っているところに行ってみるとそこは中心街だった。中心街には見上げなければ端が見れない程の高層建築(4、5階)やピサの斜塔のような大きな塔があったりした。その中で最も人を集めていたのが賭博場などではなく奴隷売買場だった。

しかし、ここは興味だけで無闇に市場に突っ込むのではなく周りの野次馬からの事前調査から始めてみた。

事前調査をした結果金がなくても見学させて貰えるらしい。理由としては経営者が変わったらしく、奴隷の単価を上げる代わりに観客を増やして民衆の興味を増幅、末端奴隷から売っていこうという作戦らしい。しかも、購買者や観客を増やすために警備は完璧らしい。

また、ここは民衆のための末端奴隷売買場だと聞いた。

ということで競争中に入ってみると全員眼を血走せながら札に数字を書き込んでいる。しかし、末端奴隷だけは長距離移動、衛生的環境が劣悪なためぐったりと手錠を付けられ無理やり立たされている。

かなり残酷な話だか、現代人の俺から見るとなかなか見たことの無い光景だったので少し面白かった。

まったく生産性のない弱ったものを大した稼ぎがないのに無理やり買おうとしている民衆。それを一生懸命利用としている奴隷売買主。しかし、これも娯楽や金の周りのために国王も許しているのだろう。

そろそろ、ここらの情報もメモできたから帰ろうと思う。

だれか俺と同じ境遇になっている奴がいたら共感、又は情報共有するために用意しておく必要があるからな。

___________________________

夜も少し深けてやっと魔女の家に着いたら、魔女が心配しながら怒っていたのだが、魔女は小さく、年齢で言うと12〜13歳程度の容姿のため妹のような感じで可愛らしかった。

しかし、呪文を唱えてきたので全力で腰を曲げて謝ったのだが短い呪文だったようで魔力弾?のようなもので思いっきり殴られた。

その後は魔女が、作ってくれたご飯(スープとパンなどの質素なもの)を食べて、風呂に入れてくれた。(風呂は呪文だったので風呂とは言うもののほんの数秒だった。)

夜も深けてきていたので魔女はもう寝るらしい。しかしベットがひとつだったのでベットを譲り地べたで寝た。なかなか風が心地よく、床の硬さなど気にもせずよく寝れそうだったのだが、


’このまま俺魔女と住むのか?!’


恐らくは弟子として育てるのだろう、口ぶりから少し歳いってそうだし見た目を騙して、何とか俺を住まわせようとしているのか?てことは、余程辛い修行なのか嫌な実験なのか...もしくは奴隷同然にしようとしているのか。まあ、住まわせてもらったからなんでもいいかと思考を途中で放棄したのだが、今日は数日ぶりの浅い眠りだった。



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