病院へ
この世界においてある期間、いわゆる『病み期間』という間に人間というものは生きる理由はなんなのかという疑問を抱き始める。
夢似 歩呂良もその一人だった。
「人間、いや生物はなんのために生きているのだろう。実際のところ、そんな理由に答えなどあるのだろうか……? 」
その疑問に答えてくれる人などいない。
ここは彼が通う私立高校の屋上、普段は出入りが禁止されているが歩呂良は生徒たちがいなくなった放課後の隙を狙い侵入した。
「今日で俺の人生にもさよならだな……」
そんな今にも死にそうな言葉を残しながら、実際……今、歩呂良は自殺を図っている。
ここは3階建ての校舎であり高さは約12mほどある。
頭からいけば確実に死ぬだろう。
だが、止めてくれる人などいるはずもなく歩呂良は空中に左足を置きそのまま落ちた。
落ちる時は何も考えず、何も感じないように落ちた。
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目が覚めた……だが、そこは真っ暗でも光に包まれた空間でもなく、ただの白い天井。
「ここは……? 」
とても静かだったが自分の体を見た瞬間に気づいた。
「なんで生きてるんだ……? 」
左足と左手には包帯がされていおり骨折しているようであまり動かせることができなかった。
……歩呂良が落ちた先はコンクリートではなく土であり草がたくさん生えていたからである。
それがクッションとなり死ぬことはできず重症を負っただけということ。
ーー少年は自殺に失敗した。けれど、それは……決して悪いことではない。
※この後書きはかなり後に書いたものです。
この小説は物語後が比較的ゆっくり進むとお考えください。
素人の書いた小説ですので誤字や日本語がおかしい所があると思われます。申し訳ございません。
そして、視点変更が時々あります。
もし分かりにくかったらご指摘よろしくお願いします。
1話、1話の文字数が他の小説と比べ少ないですが読んでくださると嬉しいです。
今後ともこの小説をよろしくお願いします。