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クワンジュと魔法の鍵 台本  作者: A20
第二章「選ばれし若者たち」
9/47

9「風の使いと竜たち」

01アーナ「まさか洞窟の天井に穴をあけるとは・・なかなかすごいことしでかしたわよこの竜」

02クワン「でもそのおかげで出られたわけだし、感謝しなきゃ」

03ローラ「そうですよ!それに背中に乗せてくれて・・・ありがとうございますフウラ?っふふ」

04グア「名前をつけたのか、そりゃあいい!」

05ローラ「私たちはどこに向かっているんですか?」

06グア「ハンプトンの家だ。ハンプトン・・わかるか?」

07ローラ「わかります!私を助けてくれたので。・・本当に優しい方でした。」

08アーナ「ま、それはわかるけどね。あのふさふさ一回触ってみたいわ」

09ローラ「ふふっ、あ、あの家でしょうか?」

10クワン「うまく森で隠れてるね、ちゃんと見ないと見落としちゃいそう。」

11グア「人間の目をごまかす為だろうな。さ、降りるぞ、ちゃんとつかまれよ。」


12ハン「ローラ!!ああ久しぶり!無事だったんだな・・ってなんでそんなに汚れてるの?!皆も?!」

13クワン「はは、いやあいろいろあったんだよね・・・」

14ハン「とりあえず着替えなよ!ほら、ここなんて服が破れて肌が・・・・」

15ローラ「えっ、み、見ないでくださいっ!!!!」

16アーナ「・・な・・なに、どうしたの?なんかあった?」

17ローラ「あ・・・あの、ごめんなさい・・・私地上で火事にあってて、そのあとすぐここに来たんですけど・・・その火傷のあとを見られたくないんです・・・。」

18グア「そういうことか。よしよし、着替えておいで。」

19ローラ「は、はい・・ありがとうございます、いってきますね!」

20クワン「僕と似てるな、僕も事故にあってすぐここに来たんだ。」

21アーナ「たまたまでしょ。それよりアルティたちはどこにいんの?姿が見えないけど。」

22ハン「ああ、竜たちなら・・・」

23アルティ「アーナああ!!!!」

24アーナ「えっなになになに?!?!なんかくっついてきた?!?!怖い!!!!蛇っ?!?!」

25アルティ「蛇じゃねえよ!!アルティだっつの!!!お前の!パートナーの!!竜の!!!」

26アーナ「はっ?!」

27ハン「薬草を食べさせておいた!この風の谷に生えている草は全部薬草で、ある程度のケガや病気はこれで治る。それと同時に生き物が人間の言葉を話すようになる作用もある。」

28アルティ「それで俺も話せるようになったってわけ!どうよ、″可愛い”だろ?にひひ」

29アーナ「お、オスだったのね・・・」

30クワン「じゃあなんでこんなにちっちゃくなっちゃったの?!まるでぬいぐるみじゃないか!」

31ジューグ「それはハンプトンが、そのほうがあなたたちについて行きやすいだろうからって、体を小さくする作用のある薬草も食べさせてくれたのよ、クワンジュ。」

32クワン「ジューグ・・君はメスだったのか・・・」

33ジューグ「あら、ジューグっていう名前、かっこよくて気に入っているのよ?」

34グマ「ちなみに、大きくなりたい時は自由になることができますから背中にはいつでも乗って下さい。小さくなりたいときはまたその薬草を食べればいいだけですから。」

35グア「グマ・・・」

36グマ「僕、ずっとあなたに謝りたいと思ってたんです。傷つけて、本当にごめんなさいグアさん。」

37グア「いいんだよ、傷ついたのはお互いさまだ。」

38ローラ「みみみなさん!!!フウラが!!!!フウラがちっちゃく・・!!しゃべ・・!しゃべっ・・!」

39フウラ「もうローラったらっ!落ち着いてよっ!!皆だからあ!!他の竜もなってるからあ!!!」

40ハン「ローラ、これは全部ここの谷の薬草の力だ。君は癒しの力をもつ風の使い。この薬草ポーチを君に渡しておくから使ってほしい。きっと役にたつよ!」

41ローラ「はっ・・!!あ・・・ハンプトンさん・・・ありがとうございます!」

42ジューグ「次は雷の使いね?クワン」

43クワン「うん、雷の城跡ってどこにあるの?」

44グマ「雷の城跡はここから少し離れたところにある湖の上に建っています。」

45アルティ「ただ、あそこはここよりもメディア城に近い。その分悪魔と戦う機会が多くなるってことだ。」

46アーナ「まだ戦ったこともないし・・・実際に会ったことだってないけど。」

47グマ「大丈夫ですよアーナさん。なにかあれば僕たちがアーナさんたちを守ります。それが僕たちの役目ですから。行きましょう、僕が大きくなって皆さんを雷の城跡までお連れします。」

48グア「そんなことを言えるようになるなんて・・あんなに暴れてたお前が・・」

49グマ「グアさんやめてください!!恥ずかしいですってば!」

50ハン「気をつけていくんだよ!俺も、いつでも力になるつもりだ。傷ついたらここに戻ってこい。」




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