8「音無の洞窟」
01グア「クワン!タイミングだ!!!ほら大縄跳びに入るみたいな気持ちで!」
02クワン「いやいやいやレベルが違いすぎるよ!!!洞窟から突風が出たり入ったりしてるなんて普通じゃない!!!」
03アーナ「竜の山の時みたいに背中蹴ってあげようか?」
04クワン「いい!!しなくていい!!自分で行くから!!!!!・・・・よし、いくぞ・・やるぞ・・・・よ、よしいくぞ・・って(蹴られた)ぬわあああああああっ!!!!」
05クワン「いてえ・・・ったくアーナってやつは・・・ほんと女の子らしくないというかなんというか・・」
06アーナ「聞こえてるわよあんたの心の声」
07クワン「・・・・っ?!・・・っあれ、なんで声でないんだ?」
08グア「音無の洞窟はな、声にだした言葉は聞こえないんだ。その代わり心の中で思ったことが聞こえる。気味悪がって誰もここには訪れないんだ・・・」
09アーナ「だからここは来たくなかったのよ・・。まあ風の使いがいるなら仕方ないんだけど・・」
10クワン「アーナと違って性格可愛い子ならいいな・・・あ」
11グア「そうだな・・・あ」
12アーナ「クワン・・・・グア・・・・」
13クワン「まったまった今のなし!!!!つい心の声が!!!!」
14アーナ「本心ってことでしょうが!!!!!!」
15グア「あ、ほら見ろ!驚いた、音無の洞窟には光るキノコが生えているのか・・・!」
16アーナ「グアもごまかしてんじゃないわよ!!!!!・・・っ・・私だって素直になりた・・・あ」
17クワン「え?アーナそうなの?」
18アーナ「うるさい!!!さっさと進むわよ!!!!」
19グア「グマたちをハンプトンのもとに預けてきて正解だ、な!」
20クワン「そうだね・・っ、こんな狭いところは通れないもん・・んしょ」
21アーナ「ンン・・・っ!ねえこれほんとに道あってるのっ?」
22クワン「あってるも何も分かれ道なんてなくてまっすぐだったじゃないか」
23アーナ「そうだけど・・・こんなところに風の使いが挟まってるとでもいうの?」
24クワン「この先に広いところがあるとか・・・・そんなんじゃないのかな、知らないけど」
25アーナ「なにその適当な・・・!」
26グア「しっ、まて、なにか聞こえないか?」
27ローラ「・・・・ぐすっ、いつになったら助けがくるんだろう・・・うっ」
28クワン「・・・まさか・・」
29アーナ「・・・うそでしょ」
30ローラ「このまま私・・・ずっと挟まったままなの・・・?・・・ううっ」
31グア「そのまさかだろうな、これは」
32アーナ「ちょっとあんた!どこで泣いてるのか知らないけど風の使いだったら返事しなさい!!」
33クワン「そんなめちゃくちゃな」
34ローラ「え、はっ・・・はあい!!!」
35クワン「ええ・・・・・」
36グア「見つかってよかったじゃないか!ははっ」
37クワン「いや笑いごとじゃないよグア・・・」
38ローラ「皆さんは・・使いさんたちですか?」
39アーナ「そうよ、私は水の使い。アーナって呼んで?」
40クワン「僕は時の使いのクワンジュ!」
41グア「炎の使いのグアだ、よろしくな。」
42ローラ「もう三人もいらっしゃるんですね・・!!私はサラ・ジュエリ・ローラ、風の使いです・・!!よろしくお願いいたします・・!!」
43クワン「こりゃ可愛いな、アーナと違って!」
44アーナ「あんた外にでたら覚えときなさい・・・?」
45ローラ「ふふ、あ・・でもどうやって外にでましょうか・・・」
46クワン「そうだよ、みんなで挟まっちゃってどうすんのさ・・?」
47アーナ「・・・・!!この鳴き声・・・竜だわ・・!」
48グア「助かった、俺たちが出会ったことで、風竜が迎えにきたんだ。」
49クワン「風竜・・・!!!ってどうやって助けてくれるんだ?」
50アーナ「・・・・・」
51グア「・・・・」
52ローラ「ふふふっ」