表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
クワンジュと魔法の鍵 台本  作者: A20
第二章「選ばれし若者たち」
5/47

5「竜の山」

01アーナ「えっついてきてくれないの?!サレバルト!!」

02サレ「すまないのうアーナ。わしも少々やることがあっての。お前さんたち二人で他の仲間を探してもらいたいのじゃ。」

03アーナ「こんなヘタレと二人じゃ何年かかるか分かんないわよ!!」

04クワン「何年もかかったら僕だって困るんだよ!!!僕の世界では、僕の身体がずっと病室で寝転がってる状態なんだから!」

05サレ「それについては問題はないぞクワンよ。トゥルハンスの1年はお前さんの世界で1秒じゃからな。」

06クワン「あ、そうなんだ!それなら・・・・・ってそういう問題じゃないから!!!」

07アーナ「はあ・・・まあいいわ。クワンも覚悟?したみたいだし?」

08クワン「う・・そりゃあんなの見たらするしかないだろ・・」

09アーナ「ふっ、ビビってるの?」

10クワン「だっ、誰が!!!!」

11アーナ「じゃあ行くわよ。サレバルトに迷惑をかけてられないし。とにかくここから一番近い竜の山に行って、炎の使いに会うのよ。それじゃ・・・・、また会えるわよね、サレバルト。」

12サレ「勿論じゃよ、アーナ。」

13アーナ「ふふ、なら安心ね!寂しくて夜に外を歩きまわったりしないでよ?」

14サレ「はっはっは!・・・アーナもな。」

15クワン「じゃあ僕も・・」

16サレ「クワンジュよ」

17クワン「へっ」

18サレ「・・・・アーナをよろしく頼んだぞ。」

19クワン「は・・・・・はい・・・分かりました。」

20サレ「うむ。じゃあのー☆」

21クワン「・・・・・・・」

22アーナ「ちょっとー!クワンー!!!!早く来なさいよー!!!」

23クワン「あ、う、うん!!!!」


24クワン「ねえアーナ、本当にこのあたりに山があるの?結構歩いて来た気がするんだけど、周りを見てもアーナの家周辺と同じような草原が広がってるだけで。」

25アーナ「あるわよ。はい、ついた。」

26クワン「・・え・・ついたって・・・うっわあおっきい木だな・・・この幹なんて全然腕が回らない。あっつ・・!!!なんだこの木、幹から蒸気がふき出してる。」

27アーナ「老神樹ろうしんじゅよ。この木が地下にある竜の山への唯一の入口なの。」

28クワン「山が地下にあるっていうのか?」

29アーナ「信じなくたっていいわよ?どうせ実際に行くことになるんだから。さあてクワンの心は清らかか、し、らっ!!」

30クワン「えっ?!う、うわああああああああ!!!!??」


31クワン「急に背中を蹴るなんてひどすぎるよ!!!幹に穴があるなんて知らなかったし!!!教えてくれればよかったじゃないか!!!」

32アーナ「穴があいてたんじゃなくて老神樹があけたの。あの木は心が清い者しか招きいれない。良かったわねえ認めてもらえて。」

33クワン「扱い、雑くないか?」

34アーナ「なんのこと?」

35クワン「はああもう良いです・・・いてて、それにしてもここ熱気がすごいな・・・。」

36アーナ「当たり前よ、この地面のすぐ下マグマだもの。」

37クワン「ま・・っ?!」

38アーナ「あああもう黙って。ただでさえ暑いのに更に暑苦しくなるから。とにかく進むわよ。歩きながら説明するけど、ここは岩と土とマグマくらいしかないけど、もともとは竜が住み着いていたのよ。」

39クワン「竜の山っていうくらいだもんね。ってことはこの先には竜が?」

40アーナ「それはないわ。竜は絶滅したと聞いてる。随分と昔にね」

41クワン「そうなのか・・・一度見てみたかったんだけどな・・本の中でじゃなくて・実際にこの目で・・。」

42グア「なら会ってみるか?」

43クワン「えっ?!」

44アーナ「誰よアンタ?!」

45グア「はは、酷い反応だな!俺を捜してたんじゃないのか?」

46クワン「もしかしてあなたが・・炎の使い・・・?」

47グア「ロテェル・コムソ・グアだ。ま、立ち話もなんだしついて来いよ。竜にも会いたいんだろ?」









評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ