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クワンジュと魔法の鍵 台本  作者: A20
第五章「決戦」
43/47

43「決断」

01アーナ「ゴーガンが本物のメディア様・・?!」

02ローラ「ど、どうしてメディア様がここに・・?!」

03クワン「頼み・・・」

04グア「クワン?なんだって?」

05クワン「僕が、・・ジューグたちに頼んだんだ。本物のメディア様を捜してほしいって。」

06ドラク「シャインとロイに会う前に頼んでたあれか!」

07クワン「探し出してくれたんだ・・!」

08メディア「あの竜たちには感謝したほうがいい。休まずずっと私を捜していた。それと、私の魔力を少し、持っているだろう」

09ローラ「もしかして・・グアさんがもってるあの絵・・・?」

10グア「これか・・!!!」

11メディア「それも役に立った。お前たちの居場所がすぐにわかったからな」

12デッダ「ちょっとお、無視しないでくれる?アーナを奪われてもう本当に頭がおかしくなりそうなの。思っていたよりも醜いのねえメディア。ふふふっ」

13メディア「お前に言われたくはないデッダ。」

14デッダ「言うじゃない。今トゥルハンスを支配しているのは私よ?どうとでもできるんだから」

15メディア「この世界は渡さん。お前なんかに渡してろくな事にならんことは目に見えているからな。残念だが、お前の目的は何一つとして達成されない。」

16デッダ「黙れェェッ!!!殺してやるわ!!!皆殺しよ!!!メディアも使いもなにもかもを消してやるの!!!そして永遠にアーナとともに幸せに暮らすのよ!!!邪魔するなァッ!!」

17アーナ「ね・・ねえあの黒い霧はなに?!」

18ローラ「わかりません・・!だけど触れちゃいけないものであることは感じます・・・!!!」

19ドラク「触れたらあかんて・・お、おい!いや、、えっとあのメディアさま!」

20メディア「なんだ雷の使い、大きくなったな」

21ドラク「あ・・・あはは・・あかん泣きそ・・。ってそうじゃなくて!あれをさっきの鏡で防ぐことってできるん?!ですか?!」

22メディア「残念だが、それは無理だ。私の魔法はいわゆる数より質。一つの魔法は強力だが何度も使うことはできない。」

23グア「そんな・・どうすれば・・」

24クワン「大丈夫だよ」

25アーナ「クワン・・?」

26クワン「なんとかする。僕に任せて」

27ペイン「・・・・・お前ひとりでなにができる。そう言ったのはお前だぞクワン」

28ローラ「そうですよ・・!あの霧は今までにないほどの殺気です。いってはなりません!!」

29クワン「皆はいかなくていい。僕だけがいくよ。」

30グア「ふざけんなよクワン!お前が死んだらどうすんだ!!それにお前には決断することがあるだろ?!」

31クワン「だから・・・選んだんだ。」

32アーナ「・・ま、さか・・・」

33クワン「・・・うん。僕は、・・・僕の命を選ぶ。」

34アーナ「何言ってんの?!サレバルトと同じことになったらどうすんのよ!!!」

35グア「そうだ!!自分の命を差し出すことはタブーなのかもしれないだろ!!」

36クワン「それでも僕は、誰かの命を選ぶことはできない。無理だ。絶対に。」

37ドラク「俺の使えよクワン!!!喜んで差し出すから!!お前が死ぬことない!!!」

38クワン「ドラク・・」

39ローラ「いいえ!!私のを使ってください!!!ドラクくんはまだ小さい・・まだまだ未来があるんです・・!!」

40クワン「ローラ・・いや、なにを言われても。僕はもう決めたんだ。これが僕の、守り方だ。」

41ペイン「クワンジュお前・・馬鹿だな・・」

42クワン「かもね。でもいいんだ」

43ロイ「僕も、手伝っていいかな。」

44クワン「え?」

45ロイ「ここから動かないよ、約束する。」

46クワン「・・・うん。ありがとう。」

47アーナ「いいわけない・・!!いいわけないでしょ?!そんなの・・!!!」

48クワン「いってくる」

49アーナ「まって・・・っ!!!な、なによあんたたち!?邪魔しないでよ!!」

50ペイン「お前の仲間だよ、水の使い。闇の使いシャインだ、よろしく頼む」

51ロイ「僕はロイ。魂の使いだよよろしくね。」

52アーナ「仲間なら止めなさいよ!!どいて・・!!」

53ペイン「お前はあいつの覚悟を無駄にするつもりか?」

54アーナ「覚悟・・・?」

55ロイ「男が覚悟したときにその背中を押すことが、パートナーのすることだと思うなあ僕。」

56アーナ「でも・・・!でも・・もしも死んじゃったら・・意味ないじゃない・・・!!!」

57デッダ「あら、あらあら。独りぼっちなの?私と同じね。」

58クワン「そうだね。似た者同士、少し話をしないか。」

59デッダ「名案だわ。地獄で待ち合わせしましょ」

60アーナ「クワンジュ!!!!!!!」



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