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クワンジュと魔法の鍵 台本  作者: A20
第五章「決戦」
37/47

37「父」

01クワン「さて・・・7人揃ったね。魂竜のイーリにも他の竜のところにいってもらったし・・。」

02グア「そうだな。ついにデッダと決戦か・・・」

03ドラク「誰も会ったことないんやろ?どいつがデッダかわかるんかいな?」

04ローラ「確かにそうですね・・・・」

05ペイン「・・・・」

06ロイ「もおお元気だそうよ!!やってみなきゃわかんないこともあるよ!ドーナがレイを説得してくれるなんて僕には想像もつかなかったし。」

07クワン「そうだね、とにかくメディア様の城に向かわないとだめだ。悪魔の数が城に近づくたびに増えてるから気を付けないと・・・。それにアーナのことも心配だ。」

08グア「よし、気を引き締めていこう。」


09クワン「は・・っ、はあ・・・!」

10ドラク「どうする・・・クワン・・!囲まれたで・!」

11クワン「どうするって言われても・・!これ何匹いるんだよ・・!」

12グア「俺もドラクも力も使いすぎてる・・・、これ以上使うのは良くないな。」

13ドラク「せやな・・・。大龍雷剣がめっちゃ熱なってる・・・!これ以上はあかんわ・・・!」

14ペイン「一匹手を出せばここにいるバロールすべてが襲ってくるだろうな。そうなるとさすがに私一人ではどうにもならん。」

15ロイ「僕の力を使って突破してもいいんだけど・・」

16グア「いや、デッダとの闘いのためにロイの力は取っておくべきだ。」

17ローラ「すみません・・・私が力をもっと使うことが出来ればよかったんですが・・」

18クワン「何言ってるんだよローラ、君がいなかったら傷は癒せてないんだから。」

19ペイン「だがこのままだと城にたどり着くこともできん。」

20ドラク「元選ばれし使いがまた助けにきてくれるほど都合よくできてはないやろうしな」

21クワン「くそ・・・どうする・・・僕の力はまだなのか・・・!」

22グア「・・・?足音がする・・・誰か近づいているぞ」

23ローラ「まさか・・・バオール・・・?」

24ペイン「いや、あいつらに足はない。この足音はおそらく人間だ。」

25ロイ「人間・・?!一般人がこの近くにいたら危ないよ・・!」


26グア「男性だ・・・!」

27ペイン「やはり人間か。特に力も感じない。一般人だな」

28ローラ「優しそうな方・・・、はやくここから逃げるように伝えなければ・・!」

29クワン「・・・・なんでだろ、なんか懐かしいような気持ちだ・・会ったことあったっけ・・?」

30ドラク「おおいお前・・!ここは危ないからはよう逃げ・・・」

31ブラン「離れなさいバロール、この方たちは私が相手をします。」

32ロイ「?!・・この人一般人じゃない!!」

33グア「あんなにたくさんいたバロールたちが一声でいなくなるなんて・・この方は一体・・」

34ブラン「選ばれし若者ですね、バオール達からよくあなた方の話は聞いていました。」

35クワン「・・・・やっぱりあったことがある・・?それか、誰かに似て・・?」

36ペイン「お前は何者だ。力ももたないただの人間がなぜそこまでの権力をもつ」

37ブラン「そうですね、私はただの人間ですが、あなた方の味方ではありません。どちらかといえば敵にあたると思います。」

38ローラ「・・・敵・・。しかし、殺意は感じられません。」

39ブラン「ええ、あなた方を殺す気はありません。むしろ私のボスを倒してほしい。」

40グア「デッダを倒してほしい・・?」

41ブラン「私は今あのひとの右腕として働いていますがもともとはただのトゥルハンス人です。ただ弱みを握られ、契約のもと動かされている。デッダにとってはただの駒なのです、私も悪魔も。」

42ドラク「デッダの手下には変わりないやろが!お前・・・アーナをどこにやった!?」

43ブラン「アーナ・・やはり一人で城に向かったのですか。ということはトゥルハンスの真実を知ってしまったのですね・・・あの子には本当に可哀想なことをしてしまった。」

44クワン「・・・あ。」

45ローラ「彼女のことを知っているんですか・・?」

46ブラン「ええ、まあ。親しい仲ではありました。今では・・・彼女は私のことを恨んでいるでしょうけど」

47ロイ「恨む・・・?」

48クワン「・・・恨むなんてことないですよ。アーナはあなたが死んだことを自分のせいだと言っていた。」

49グア「クワン、お前・・・?」

50ブラン「・・・君はアーナから私のことを聞いていたんですか。」

51クワン「少しだけ。でも、あなたのことが分かったのは雰囲気が彼女に似ていると思ったから・・・。」

52ブラン「・・・。あの子のことをよく見てくれていたんですね。私が死んで、彼女には本当に辛い思いをさせた。」

53クワン「生きてるじゃないですか。」

54ブラン「だけどアーナはそうは思っていません」

55ペイン「おい、私たちを置いていくな」

56ドラク「そうやぞ!ちゃんと説明せんかい!」

57クワン「この人はアーナのお父さんだよ。」

58グア「えっ」

59ローラ「ええっ」



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