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クワンジュと魔法の鍵 台本  作者: A20
第4章「真実と魂と闇」
28/47

28「別れと再会」

01ドラク「おい!クワンジュ起きろ!!!」

02クワン「なに・・どうし・・」

03グア「アーナがどこにもいない!」

04クワン「・・・、えっ?!いない?!なんで!!」

05ドラク「そりゃこっちのセリフや!最後に会ったんはお前やぞクワン!なんか言うてへんかったか?!」

06クワン「・・・まさか・・・。」

07ローラ「思い当たることが・・あるんですね・・?」

08クワン「わからないけど・・・でも・・もしかしたら・・・一人で・・城に・・・」

09グア「一人で?!・・・それはまずいぞ・・!どうしてそんなことを……」

10クワン「はやくアーナを追いかけないと…!」

11ドラク「せやけどやな…!あいつを追いかけても魂と闇の使いがおらんかったらどっち道おしまいちゃうんか!」

12クワン「そうかもしれないけど…でも…っ!」

13グア「確かにドラクの言う通りだ。」

14クワン「グア…!君まで…!!」

15グア「勘違いするなクワン。今すぐにアーナを追いかけたいのはクワンだけじゃない、勿論俺たちもだ。だけど魂と闇の使いを見つけるのが先だ。」

16ローラ「わたしも…その方がいいと思います。」

17クワン「ローラ…」

18ローラ「アーナさんは悪魔に易々とどうにかされるような人ではありません。それに私たちが2人を見つけて連れて行かなければ誰が連れてきてくれるんですか。」

19ドラク「お前がしゃんとせんでどないすんねん。アーナが1番信じとったんはお前やぞ、クワン。」

20クワン「……そうだよね。…はやく2人を探し出して、アーナを助けに行こう。」

21グア「よし、決まりだな。問題はモロ村の少年だが…」

22ローラ「そうですね…モロ村はここから近いとシガーさん達がおっしゃっていましたけど…」

23クワン「だ、誰だ?!」

24リュック「やっと見つけたぞお前ら。本当に手の掛かる奴らだな。」

25ドラク「あ!!ホモ野郎やないか!!お前生きとったんか!」

26リュック「だーれーがーホモだ!!俺たち森獣族がバロールごときに殺されるかよ。全員無事だ。」

27ハン「まあ数が多すぎて流石に体力消耗しちゃうし、村は捨てたんだけどね。別の安全な拠点でちゃんと生きてるよ。勿論神々もね。」

28ローラ「ハンプトンさん!!良かったです…本当に…!」

29ハン「心配かけちゃったかな、ごめんね?できるだけはやく君たちと合流するつもりだったんだけど…」

30クワン「いや、無事ならいいんだよ…!本当に良かった…」

31リュック「ったく、お前ら自分の心配しろよな。ところであの可愛げのない女はどこいったんだ。」

32クワン「……アーナは…」

33ハン「随分と厄介なことになっているみたいだね。早くあの2人を見つけないとまずそうだ。」

34リュック「なるほどな、そういうことならとっとと本題にはいろう。」

35グア「本題?」

36リュック「お前達をモロ村に連れていく。少年の居場所も特定できた。」

37ドラク「ほんまか!」

38ハン「うん、ただつい最近に滅びた村だから竜たちには小さくなってもらったほうが賢明だと思う。5匹も竜がいたら目立ち過ぎるからね。」

39ローラ「そうですね、でしたら身体を小さくする薬草で…」

40クワン「そのことなんだけど」

41ドラク「?…なんや急に」

42クワン「竜たちにはある頼みをお願いしようと思ってるんだ。」

43グア「頼み?」

44クワン「うん、だから僕達とは別行動になると思う。これは…賭けだけど。絶対に、諦めたくないことなんだ。」

45グア「なるほど、お前がそう言うならやってみよう、クワン」

46ドラク「せやな、その賭けっちゅうのも気になるし!」

47ローラ「私達だけで2人を仲間にしてみせましょう…!」

48クワン「みんな……ありがとう。」

49ハン「話はまとまったみたいだね。」

50リュック「さっさと行くぞ。あのガキもいつまでもつかわかんねえからな。」

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