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クワンジュと魔法の鍵 台本  作者: A20
第4章「真実と魂と闇」
23/47

23「悪魔との闘い」

01クワン「・・・っと、ここはどこだろ・・?」

02アーナ「あっちの方にのろしがあがってる・・・随分と遠くに村があるみたい。」

03ドラク「胸騒ぎするわ・・・もしかして、もう村では悪魔と戦ってんちゃうやろな・・?」

04グア「森獣族の村だしバロールにやられることはないと思うけど・・バオールだったら・・」

05ローラ「・・・・・・どう・・しますか・・?」

06ドラク「どうするって・・・あいつらは逃げろ言うてたよな・・」

07グア「そうだな・・けど・・・」

08アーナ「クワン、・・あんたなら・・どうする・・?」

09クワン「・・・・・僕たちは、選ばれし使い、だよね」

10グア「・・・そうだ」

11クワン「この世界を、救うのが使命だ・・」

12ローラ「・・そうです」

13クワン「そのためには生き延びないといけない・・」

14ドラク「・・・せやな、ってことは・・・」

15クワン「でも。・・・でも、ここで僕たちが逃げて、生き延びて。ナキリさんたちが襲われてるのを見て見ぬふりするのが、正しいことかな。」

16アーナ「・・・・クワン。」

17クワン「・・・・行こう、ナキリ村に。力を授かったばかりの僕たちが役に立てるかはわからないけど・・でも・・何もせずに逃げるのは、僕はいやだ。」

18グア「・・・変わったな、クワン」

19クワン「覚悟が出来たんだ。僕の力が目覚めるまでは皆に迷惑かけちゃうかもしれないけど・・」

20ドラク「あほか!俺様がおればお前がわざわざ力目覚めさせんでも悪魔を一掃したるわ。」

21ローラ「少しでも傷ついたら私のもとに来てください。すぐに治しますから・・」

22アーナ「よし・・行くわよ。」

23クワン「うん・・!」


24グア「なんだこのバロールの数・・!!!」

25ドラク「うげえバロールってこんな気持ち悪いんか・・!」

26アーナ「鏡の中にいるやつを一度見たとはいえ、リアルで見るとやっぱ緑・・・でぶっさいく・・」

27クワン「だからアーナ、君見るとこおかしいから・・」

28ローラ「見たところバオールの姿はありませんね・・・。森獣族の皆さんの姿もこの村の入口付近には見当たりませんし・・」

29クワン「奥の方まで逃げているのかもしれないね・・行こう。このバロールたちを・・・」

30ドラク「倒しながら、やな?任せとけ!」

31グア「ドラク、まさかその剣使うつもりか?」

32ドラク「新しいおもちゃはすぐに使って遊びたい派なんや。なんせガキなもんで、な!」

33アーナ「なに・・?!布を切ったとたんに剣に電流が流れだした・・?」

34ドラク「さあて、ほないこかー!お前らもついてこいよー?おらああ!」

35グア「まったく・・本当に困った奴だな。ええと、この銃はここを引けばいいのかな。使いこなすには少し時間がいりそうだ。」

36アーナ「バロール相手ならドラク一人でもいけそうなくらいの勢いだけど・・。何あいつ?運動神経よすぎない?」

37クワン「闘いには慣れてるっていってたもんね。・・・うわっバロール!?」

38グア「・・・っと・・ああ、これか。これで打てばいいんだな、なるほど。」

39クワン「た、助けてくれてありがと・・・テスト感覚でも打ててなかったら僕襲われてたよ・・」

40ローラ「皆さん、ドラクくんが見えなくなっちゃいます!行きましょう!」


41クワン「二人とも!!大丈夫!?!」

42ドラク「たああ!はあ、ちょーっと流石にきっついな!いって・・なんか手もしびれてきよったし」

43グア「俺ら二人だと数が合わないな。・・・おっと!さっきよりも数が増えてる・・!」

44アーナ「だから私たちも戦うって言ったのに男二人でかっこつけようとするから・・ねえローラ?」

45ローラ「ええアーナ、私たちにも手伝わせてください!」

46ドラク「そういうても・・・ええいこの・・っ!!水と風の力でどう戦うんや?」

47アーナ「さっき二人で考えたものがあるの、やってみる価値はあるわよね?」

48ローラ「そうですね、やってみましょう!」

49グア「?」

50ドラク「?」

51アーナ「この水の固まりを・・・!」

52ローラ「私の風の力で・・・!」

53クワン「すごい・・氷柱に変わった・・!」

54アーナ「あんたたち!ちょっとどいてなさいよ?!」

55ドラク「え?」

56グア「え・・」

57アーナ「いっけえええ!!!」

58ドラク「うおおおおい!!!危ないやろがあ!!!!俺らまで串刺しになるとこやったぞ!?」

59グア「っはは!!いやあ女の子たちには敵わないなあ!」

60ドラク「笑いごとちゃうわ!」



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