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クワンジュと魔法の鍵 台本  作者: A20
第3章「神々と力」
16/47

16「伝説の真相」

01クワン「あの、ナキリさん。さっき言ってたのって一体どういう・・・」

02ナキリ「悪魔を封印することができるのは地上人の7人の若者。生まれた時から選ばれており、「炎」「水」「風」「雷」「時」「魂」「闇」の力を表す鍵を持っている。鏡の前に7つの鍵が揃うとき、災いは消える。」

03アーナ「伝説、よね。それ。」

04ナキリ「そうだ。これはトゥルハンスが生まれた時からある伝説だ。そして悪魔は決して最近現れたものではない。今までもこの伝説に当てはまる選ばれし若者がいたのだ。」

05グア「つまり俺たちの前にもそれぞれの力をもつ選ばれし若者がいたってのか。」

06ナキリ「その通りだ。そしてその使いたちはみなそれぞれ、今から会う神々の生まれ変わりであると伝えられている。」

07ローラ「私や私の前にいらっしゃった風の使いさんたちは皆、同じ風の神の生まれ変わりということでしょうか」

08ナキリ「理解が早くて助かるのう。」

09クワン「でも待ってよ。僕たちの前に同じ選ばれた使いたちがいたのは分かったけど、じゃあなんで悪魔はまだこの世界にいるんだ?封印しなかったのか?」

10ドラク「せや、俺らの使命は悪魔の封印やろ?なんもせんと帰ったんかいな」

11ナキリ「・・・・・・。君たちは悪魔の封印に何が必要だと思うかね?」

12クワン「それは、僕たち使いが7人集まることと・・・」

13アーナ「鏡の前に7つの鍵が揃うとき、ってことはこの鍵と何かの鏡もいるってこと?」

14ナキリ「お前さんたちがもっている鍵は、使いであることの証であるのと同時に、封印するためのものでもあるのだ。メディア城に大きな鏡があって、その前で7つの鍵をかざすと悪魔は消える。」

15グア「悪魔の拠点であるメディア城の、どこにあるかも分からない鏡の前で7人揃うことが条件か。上手くいくか・・・」

16ドラク「そうか?簡単そうやん。俺は余裕やな」

17ナキリ「そうじゃ。これは容易な方にすぎん。だが容易なぶん、封印も弱いということ。その行為は悪魔を別の時間にとばすだけのものなのだ。」

18クワン「なんだって?!・・じゃ、じゃあ完全に悪魔を封印する方法は・・・」

19ナキリ「完全、というものは力が強いぶんその代償も大きくなる。・・完全な悪魔の封印は、人の命と引き換えだ。」

20クワン「人の・・・・命・・・?一体・・・・誰の・・・・・?」

21ナキリ「さあ、ついた。この話はまた後だ。まずは水の神と会ってもらおう。水の使いよ、この泉の近くに来るのじゃ。」

22アーナ「わ、わかったわ。」


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