私物潔癖症
私は潔癖症だ。
ただの潔癖症ではない、私物潔癖症だ。
公共の物、共有する為にあるものは誰が触ろうと気にしない。
でも、私の物は誰にも触らせない。
汚い汚い。
私には彼氏がいる。
こんな私も人並みに恋愛はしているのだ。
彼は私のモノ。
私は彼のモノ。
彼は私のモノだから、他の人が触るなんて許せない。
汚い汚い、そんな手で彼を触らないで
どうして私の彼を触るの?
彼は私のモノなのに・・・。
どうして貴方は楽しそうなの?
私のモノなのに、どうして他の人に触られて嬉しそうなの?
許さない・・・。
「どうしてこんな事をしたんだ」
「だって私の"モノ"だったから・・・。
他の人が触ったから・・・。
だから彼をどこにも行かないように動かなくしたの・・・。
本当に私の"物"にしたの」