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第74話 呪いの麻雀牌 その4

まだ続くんです。ええ。

麻雀しない人にはどうでもいい話ですよね、これ・・・orz




NEXT EDEN、進んでないのになあw

時間が欲しいデス。

<第74話>


 やあ、オレの名前はANDREW!

 役満なら国士無双十三面待ちが一番好きなほう、アンドリューです!


 いやあ、名前といい待ちといいたまらんよな。

 四暗刻単騎待ちもいいよな。

 複合役満だってロマンがある。


 うーん、麻雀ってのはすげえ遊びだと思うぜ、正直な話。


 だけど、よい子のみんな!

 お金をかけるのは良くないことだから、やっちゃダメだぜ?


 約束だ!






「じゃあ、早速おっぱじめようじゃねえか」


 にやりと辰の亡霊が笑って言う。


 すでに場決めは済んだ。基本的な東南西北を引く形だ。

 辰が東家で起家。

 親分が南家、巳道の爺さんが西家、ソラが北家だ。


「いきなり技ありは困る。せめて序盤は平っこで頼む」


 親分さんがそういって頭を下げる。


「どうするよ、巳道」

「それでいいだろう、辰」


 ぶっちゃけ二人からすれば親分かソラをトバすのが一番簡単だ。

 お互いがお互いの技に目を光らせているわけだから、おいそれと大技は使うまい。


 となれば、この親分さんの申し出はむしろ渡りに船のはずだ。


「ありがたい。伝説のバイニン二人相手じゃあ、オレたちみたいなのには勝ち目がねえ」

「そうですねえ。麻雀なんて久し振りです」

「なんだ、嬢ちゃんもそれなりに打てる口か?」

「さすがにチョンボしたりするようなヘマはしませんよ?」


 辰が驚いたように笑う。


「いいね。肝が据わった嬢ちゃんだ」

「ありがとうございます」


 さてと。オレも準備するか。

 つってもソラのヒザの上に乗っかるだけだけどな。


「じゃ、始めるぜ」


 賽は投げられたってか。


 山から配牌を取り分けていく。

 バイニン連中はあっという間に河に牌を捨ててしまうようだが、それは危険ってもんだぜ?

 確かに手積みだから、お互い積み込みなんぞしてねえのは重々承知なんだろうがな。


「あ、それロンです」

「あ?」


 辰の第一捨て配を指さしてソラがにこやかに宣言する。


「人和は役満でいいんですよね?」

「ば、ばかな・・・」

「なんだ、辰。まさかこの牌にガン付けでもしてるのかい」

「そんなことするか。あんまり驚いちまっただけだ!」


 早速のぶっ飛びですわー。

 ちょろいですわー。


『トラ、あんた何かしたでしょ』

『うんにゃ。運が良かったんじゃねえのか。オレのラックも加算されてんのかも』

『うーん、確かに運は悪くないと思うんだけどね、あたし』


 実はやりましたー。

 悪さしましたー。


 ぶっちゃけ時間停止の魔法を使ってソラの配牌いじりましたー。

 辰がこっそり積み込んだりブッコ抜いたりガン牌したりしてないかだけが心配だったんだけど、そこは一応バフかけて監視してたし。


 だってよ、まさかソラに死なれるわけにいかねえだろ。

 保険のつもりでとりあえずマージン確保したんだよ。


「いやいや、運には敵わねえからな」

「こんなこともあるんですねえ」

「気を取り直して2回戦といこうや」


 じゃらじゃらと洗牌する音が響く。

 次は完全にヒラだ。

 オレもイタズラはしねえ。


「立直だ」


 辰の立直。

 捨て配から察するに、萬子の上の方か。


「うーん、どれ切ったらいいのかしら・・・」


 ソラは迷っているようだが、辰の手はそんなに高い手じゃないはずだ。

 いや、ズルすれば確認できるけど、この半荘はヒラで行くと決めたのだ。


『好きなの切れよ』

『うん、直感で。あんまり外れたことないわ!』


 ソラもこの世界の人間にしてはラック値が高いからな。

 そしてソラが掴んだのは八萬だった。


 さすがに危険じゃね?


 全く気負った様子もなく牌を河に置く。

 当たらねえんだ、それ。

 どう考えても危険牌だと思うんだがなあ。


『ほら、通った』

『うん、通ったな』


 まあ、ソラだからな。


「おっとツモっちまった。二千、四千だな」


 結局辰が普通に九萬で満貫ツモって終わっちまった。

 実に普通の手だった。


 つか八萬こわっ!


「流れ通りあがってちゃあつまらんけどな」

「一番大事じゃないんですか、流れ?」

「そりゃ大事だ、お嬢ちゃん。ただし、上手くいかねえ時にどうやって流れを作るかが一番だぜ」


 アナログだデジタルだなんて論争もあったくらいだが、流れってのは確かにある。

 つーか、ステータスにラックがあるオレが言うんだから間違いない。


 ツキってのは何にもまして重要なのさ。


 ただし、辰が言ったように幸運の女神様がサボってるときに無理矢理にでも働かせるのが技術ってやつなんだよ。


「さ、次いこか」


 そうして半荘二回目は静かにスタートしたのだった。


お読みいただきありがとうございます。

良ければ評価などお願いいたしまするm(_ _)m

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