表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
40/97

第38話 元の世界でひとまずやったことは、調味料作りでした!?

何とか連日投稿出来ております。


今年の更新はこれが最後です。お読みいただいている皆様、本当にありがとうございます。来年もぜひよろしくお願いします。


それでは皆様、良いお年を!

<第38話>


 やあ、オレの名前はANDREW!

 ヘッドフォンとイヤフォンならイヤフォンが好きな方、アンドリューです!


 ヘッドフォンも締め付けがきつくなくて、ぴったり合うヤツならいいんだけどなぁ。

 でも、大概そういうのは高いんだよなぁ・・・。




「トラ~、遠心分離して~」

「あいよ~」


 今オレ達が何をしているかというと、砂糖を作っているところだ。

 普通に作ってたんじゃ時間がかかるので、ゴルドにも手伝わせて魔法とスキルで工程も時間も短縮している。

 オレもドーピングのおかげで最上級魔法は使用可能になった。

 装備補正があれば何とか究極魔法もいけそうだ。

 さらにドーピングして完全体になりたかったが、さすがに備蓄が足りなかった。

 仕方ないから明日からまた作って貯めるとしよう。


 禁呪はそれ相応の触媒とか魔法陣とか儀式とか必要だからいつでも使えるって訳じゃないが、使用可能なスキルレベルまでは戻ったし、能力値もOKだ。


 ぶっちゃけ【世界間転移】の魔法も行使出来るはず。

 だけど、それは今んとこ秘密。

 ソラには悪いけどな。

 まぁ、時間も調節して帰れば問題ないからいいだろう。


 オレの遠大な目的のためには隠し通すほかは無い。


 そう、この世界に美味いものを普及するという、な!!


「正直、酒は買って持ってきた方が楽だけどな~」

「何か言った?」

「うんにゃ~」


 それに、オレが魔法を使うよりも、シルヴィアにやらせる方が楽だし、多分確実だ。

 なんせ、アイツはそのために作られたマジックアイテムだしな。

 酒のおかげで超やる気になってるから、上手く使ってやらにゃ。


「ソラ様、完成で御座います」

「どれどれ~。うん、十分だね!」


 ゴルドが恭しい手つきで容器に入った二種類の砂糖を持ってきた。

 片方は上白糖で、もう片方は茶色い三温糖である。


「これでお菓子も煮物も作り放題だね~」

「そのまま舐めても甘くてたまらない。中毒性あり危険の表示が必要」


 小皿に乗せた砂糖を、シルヴィアが指につけてペロペロしている。


「この怪しげな植物からこのようなものが作れるとは・・・。奥深いものですな」

「ふふ。先人の知恵よね~。うわ!」

「どうした、ソラ?」

「頭の中に声がした! 『特殊:製糖スキルを取得しました』だって!」

「あ、そうか。こっちの世界のシステムがソラにも作用するのか。良かったな、魔法使わなくても原料があれば砂糖作れるぜ」


 スキルシステムがソラにも作用するのか。

 そりゃそうだよな、オレが日本でも魔法使えたりスキル使えたりしたんだから。


 ということは、日本から適当に連れてきてスキル覚えさせたらめちゃ便利人間の完成じゃねえか?


 ・・・うん、深く考えないことにしよう。

 と言うか、多分やっちゃいかん。


 ところで、ソラのスキルとか能力値ってどうなってるんだ?

 ちょっと覗いてみるか。

 こっそりとステータスオープン。


 プライバシーのため各種数値は伏せておくが、人間の平均的な数値より間違いなく高かった。

 足りないのは胸囲だけだな!!


 世界間転移の影響だろうか。

 それとも水の精のおかげか?


「!?」

「どうしたの、トラ?」

「いや、ちょっとのどが詰まっただけだ」

「気をつけてね」


 料理だの料理知識だの、そういった関係のスキルがてんこ盛りだ。

 あっちの世界で身につけていたことが、この世界では対応するスキルになって表示されるのか。

 製糖スキルは【特殊】に分類されてるな。

 なになに、【必要な分量の原材料にスキルを使用することにより、砂糖を創り出すことが出来る。MPを1消費して指定することにより、作成される砂糖の種類を変更することが出来る】だと。

 うん、大量のビートがあったら大量の砂糖がいきなり出来上がるって事だな。

 工場いらずだな、おい!?


 ちなみに料理とか製菓スキルは、そういう過程を省くようなスキルでは無く、失敗が減ったり、手際が良くなったり、出来上がりが上質なものになったりと結果に対して上方修正が入る一般的なスキルだ。

 材料を準備して料理スキルを使えばいきなりビーフシチューが出来たりするわけでは無いからな、念のため。


「次は油ね。大豆とコーンと菜種と全部絞ってみましょうか」

「似たような植物があって良かったなぁ、ソラ」

「ホントよね。じゃあ、お願いね」


 オレとゴルドが魔法を使って圧力を掛け、油を絞っていく。

 魔法があると簡単に作業が進むな。


「うわ! また来た! 『特殊:搾油スキルを取得しました』だって」

「これで油も作れるじゃねえか。良かったな」

「良かったなって・・・。まぁ、料理人的にはありがたいけど、現代日本人が出来ていいことじゃないわよねぇ・・・」


 便利なんだからいいじゃねえか。

 これで植物油も作れるから、揚げ物も炒め物もし放題だな!!

 とりあえずザンギとトンカツと青椒肉絲食いてえな。


 コカトリス肉とか弾丸豚とか食えるかな?

 首切りウサギとか美味いかもしれん。


「じゃあ、次はいよいよ醤油と味噌ね」

「だな!」

「でも、種麹が無いわよ?」

「ふっふっふ。こんな事もあろうかと!!」


 有名な某アニメの台詞を引用しつつ、収納空間から米麹を取り出す。

 いやあ、いつかこっちに帰ってきた時に味噌作ろうと準備しておいた甲斐があったぜ!


「そこまでご都合主義的な!?」

「オレに不可能は無いのだよ。ご都合主義タグなめんな」

「ご主人様、メタ発言は良くない」


 おっと、自重せねばな。


 材料さえ揃ってしまえば、後は魔法を使って熟成やら何やらを早めてしまうだけだ。

 いやあ、魔法って便利ですね!!


「できちゃったね、味噌」

「魔法って素晴らしい」


 呆然とするソラと、うんうんと頷くシルヴィア。


「うん、さすがに手作り感はパネェが、味噌だな」

「そうね。私的には、もうちょっと試行錯誤してよりいいものにしないといまいち納得出来ないけど」

「さすがソラさん、食に賭ける情熱ですなあ」

「茶化さないでよ、トラ」


 ちなみに【特殊:味噌作成スキル】【特殊:発酵スキル】を取得したそうな。

 その後、醤油の作成も成功させ、オレ達の戦いはひとまず幕を下ろした。


「これで醤油と味噌と砂糖と油は手に入れたな」

「そうで御座いますね、アンドリュー様」

「後は一流の食材を手に入れなくてはいかんな」

「そうで御座いますね、アンドリュー様」


 すでにゴルドの頭の中は料理のことで一杯のようだ。

 多分○皇ビームでも撃ってるんだろう。


 しかし、夢が広がるぜ。


 この世界でも美味珍味とされている食材をソラに料理して貰って食う。

 それ以上の贅沢がこの世界にあるだろうか、いや無い! ←反語


「話は聞かせて貰ったぞ!!!」


 バァン!

 勢いよくドアが開けられる。


 突然、乱入者が現れた。

お読みいただきありがとうございます。


感想、評価など首を長くしてお待ちしておりますm(._.)m

勝手にランキングリンクもついでにポチッとどうでしょう?


変な小ネタに反応していただくととても嬉しいですw

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ