味噌汁
つまらないですが、一読していただければ。
それは普通の学校。普通の生徒が通うごく一般的な学校。
しかし、その学校に通う人の約1割、普通ではないものがいる。
それは・・・
超能力者
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いつものように授業を受け、いつものように下校。
そんな飽きてしまいそうな日常を送っている普通の高校生、木嶋 湊人は
屋上で友達とお昼タイム 。
「うへえ。弁当に味噌汁いれっか普通。」
俺が手に持っているのは折りたたみのシリコンの器と水筒。
水筒から味噌汁が器にどろどろと流れて行く。
毎回の事だ。もう慣れた慣れた。
最初なんて知らずにお茶だと思って・・・・。
「そういえばさ、味噌汁で思い出したんだけどよ。」
友人のユーマが語り出した。
「この学校の中にな、『超能力者』がいるんだってよ・・・?」
「へえ。」
「そんな興味ないみたいなそぶりしないで!!」
「ていうかなんで味噌汁からその話になった?!」
そっちの方が気になるわ。
「あー、そうそう。でその超能力者がさ、校庭の裏で味噌汁浮かしてたらしい。」
「すみません。味噌汁浮かすの意味がよくわかりませんでした。」
「いいの!!浮いてたもんは浮いてたの!!俺だってよくしらないの!!じゃなくてさ!!」
「その子、ここの学校の制服きてたんだってよ。なあ、探してみないか?超能力者。」
「あー。ふぃふぁむいふぁられー(気が向いたらねー)」
「興味を持てえええええ!!!」
ーー
「よーーーしここが噂の校庭裏なのだっ」
「妙にテンションたけえなお前」
決まってる。こいつがテンション高い時は・・・
「だって超能力者は女の子なのだよ。めっちゃ可愛いような気がする・・・!!」
だとおもったよ。
俺は軽くため息を付いて必死に探してるユーマをよそに
フラフラして探す振りをしていた。
「あああっ!!!!」
すると突然何処からか女の子の大きい声が聞こえた。
「聞いたか!!きっと超能力者の女の子だ!!行こう!!」
「あー、ほいほい。」
がさがさと声のほうへ近づいていくと。
ふわっ。
「な・・・なんだこれ・・・」
「・・・・(・ω・`)」
なんと・・・
味噌汁が浮いていた。