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新春が来たから怖いコピペを貼る~夜道で◯イと出会った~

作者: パンター

今年初の作品です。今年もよろしくお願いします。

 大晦日前の12月30日の深夜、または大晦日当日の早朝。

 僕は友人と深夜まで飲んでいた。

 明日(というか今日)の年越し詣での打ち合わせをしていたのだ。というのは口実で飲みたかっただけだった。

 あとは自宅に帰って朝寝て昼に起きて夕方には出る予定だった。

 終電到着時間をとうに過ぎ、友人と別れた居酒屋の前から住処へ歩いていたのだ。どうせ歩いても住んでいるアパートまで一時間程度の距離だった。

 寒い。コートの襟を立てていても冷気が首元から忍び込んできた。

 月が出ていた。空気が澄んでいて月明かりだけでも十分地上は照らし出されていた。

 逆にいえば人工の明かりが見当たらないような寂しく暗い道を歩いていたのだ。

 しかしそれほど恐怖は感じていなかった。よくあるシチュエーションで帰宅していたからだった。

 だが今日に限って背筋にビリビリ電気が走っていた。ほんのさっきからである。

 風邪でも引いたのだろうか。

 そうではない。

 違うのだ。そういう悪寒ではなく、本能が知らせる危機意識がそうさせているのだ。

 背後から。そう、後ろから何かがやって来る予感があった。

 その直後、足音が聞こえてきた。

 タッ。タッ。タッ。タッ。タッ。タッ。タッ。

 テンポの良い軽やかな足音が徐々に大きくなってきていた。近づいてきているのだ。

 振り向くと、そこには大きく腰をくねらせて競歩スタイルの早歩きで接近してくる、印象どう見てもおネエ系の男が見えた。

 しかも何故か白い全身タイツ姿。宴会芸でもしてきたのであろうか。でもなぜ着替えて来なかった?

 その男もこちらの視線に気づいた。そしてこちらが若い男性だと理解すると熱い視線を送ってきた。

「ま(ハート)こんな所で若い男がいるわ(ハート)」

 彼は僕の横をずっと視線を送りながら通過していった。

 生暖かい息を吹きかけられる。

「ウホ(ハート)なかなかカワイイ子じゃない」

 男はしばらく前に進んでからこちらを振り向きこともあろうに投げキッスしてきた。

「来年、あなたに幸運がありますように(ハート)」

 そう言うと、男は足早に闇の奥底へと去っていった。

 僕は自分の部屋に帰りついてもしばらくこの奇妙な戦慄感を消し去ることが出来なかった。

 いったいあれはなんだったのだろう。(十中八九酔っぱらいのゲイだと思う→答え) 

 

  

 

 

 

気がついたら三が日終わってました。衛星放送で某魔法少年成長記の映画を見続けながら積読してあったラノベに手をつけ三冊目の西尾維新までたどり着いたら正月が終わっていました。今年始めからこれじゃあいけない感でいっぱいです。

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