表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

5/7

第五話~前編~

第五話(*˙꒳˙*)‧⁺✧︎*


「国王陛下のおなりです。」と侍従が告げた。


前触れなく国王が訪ねてきたことに、王妃は驚いた。

「陛下、どうなされたのですか?」

刺繍をしていた手を止めて王妃は立ち上がる。


「王妃、ウィリアムがとうとうやらかした…」

「何を?」

「ソフィアに婚約破棄すると告げたそうだ。」

その場の空気が凍りつく。王妃は急な話に混乱して思考停止してしまった。

「あなた、もう一度おっしゃってくださる?今、ウィリアムがなんと…」

「ウィリアムがソフィアに婚約破棄を言い渡したのだ…」

王妃は驚きのあまり、これ以上の言葉を紡ぐことが出来なかった。


ソフィア・サンセット公爵令嬢。

国一番の令嬢であり、ゆくゆくは王国の歴史に名を残す賢妃となるだろう、というのが国王と王妃の認識であった。由緒ある公爵家の血筋であるのはもちろんのこと、何より本人の能力が突出していた。


ここ数十年は、近隣諸国との関係も安定しており、他国の姫を娶る必要もなかったので、筆頭公爵家に生まれたソフィアは、生まれながらにして王太子の婚約者となった。3歳ごろまでは年相応の可愛らしい女の子だったのだが、4歳を過ぎた頃から周囲も驚く賢さを見せるようになる。


まず、言語について。

一般的に、この国では4歳を過ぎると家庭教師がつき、単語の読み書きを覚え始める。ソフィアは4歳になって家庭教師がついてから、1ヶ月もしない内に基本的な読み書きができるようになっていた。これには家庭教師も両親も最初はびっくりしていたし、そのことを聞いた両陛下も賢いことは良いことだとソフィアの成長に目を細めていた。

ただ、言語を覚えたことを皮切りにソフィアは瞬く間にたくさんのことを吸収していった。


ソフィアは物覚えが良いし、同世代より覚えが早い。

将来が楽しみだとまだ楽観的に考えていた。

ただ予想を遥かに上回りソフィアは成長していた。

ブックマークありがとうございます。

更新頑張りますので、拙い作品ではありますがどうぞよろしくお願い致しますm(_ _)m

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] 面白いけどもっと長く (鬼
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ