第二章 魔王進撃2
「大変じゃ!ラム!儂は前回の内容がわからん!(((((」
「…君、そんなキャラじゃなかったよね(汗)」
「こんなの適当でいいんじゃ適当で」
「ダメだろ!誰が誰だかわかんなくなるから!」
「既に誰が誰だか分かりにくいわい!だったらせめて喋り方にもキャラクターを持たせねば!(((((」
「ハイハイ、わかったよ。で、なにか思い出せることは?」
「うーむ…儂が女子相手に(自主規制)や(自主規制)したことは……」
「そんなことするわけねぇだろぉ!!(((((」
「…で、本当に語調を変えるのですか?見た目の異なるラム殿(汗)」
「うむ、そうしようと思う(((((」
「まぁ、なんか喋り方似てるキャラクター多くなっちゃったからねぇ〜戦闘狂要素も既に1人いるし(汗)」
「お前たちはメタいという言葉を知らないのか?(汗)」
「…アノ、マダスカ(((((」
『いや、第六天魔王が喋り出すんかい(((((』
‐まさか敵に言われるとは思わなかったが、確かにいつまでもこのようなことをしている場合ではないな…打開策を練らねば
すると…
「打開策とか考えているのか?」
「ラム殿…じゃなかった。いい加減名前を教えて下さらぬか?」
「あ、そういや言ってなかったのう。儂は竜族が1人、グードじゃ。ま、ラムのもう1つの人格と思ってくれて構わぬよ。ははは」
「グート殿…ですか。」
「しかし、やはり外部からの攻撃は効かぬと思った方が良いかな。これ以上進撃させぬことを意識した方が良いかな」
「うむ、私も同意見です。きっとビリャオ殿が上手く事を運ぶはず…」
しかし、無限再生か…非常に厄介であるな。どこか、弱点なるものがあれば良いのだが…
「うーむ…コアみたいなのないかの」
「こあ?」
「心臓みたいなもんじゃ、ほれ竜族で言う竜玉じゃよ」
「竜玉…?」
「なんじゃ、知らないのか。…本当に何もかも忘れてしまったんだな」
竜玉とは一体…?しかし、聞こうとしてもグート殿は何も答えようとはしなかった。
…気になる。竜玉?私の過去に大きく関係するものだろうか。それにグート殿は私の過去について何かを知っているような素振りを何度か見せてきた。もしかしたら…
否、今は戦いに集中しなければ。
「血気が盛んじゃな、儂はまだ帰って女子と(自主規制)したり(自主規制)したりしたいんじゃ((((」
「やめろ!?変態エロジジィ!ラムの身体でんな事言うんじゃねぇ!((((」
一方内部では…
「グリード…貴様ァ…ぐふっ…」
「フーゴ様!」
「ドウシタ?もう終わりか??クラッシャーズよ。非常にツマラナイ余興ダナ。最も…ワタシが力を手に入れスギタのかもなぁ…ハーハッハッハッハッ!!!」
なんという力だ…離れた場所にいてもこの力の凄さを感じさせます。このままではわたしもいずれ…
「サテ、アントピアの国王よ!あの2人ヲ差し出せ。ソシタラ貴様だけはタスケテヤル。」
「分かりきったことを…!私があの二人を差し出すことは決してありません!」
「…ヤハリそうか。ならば…死あるのみ!フハハハハハ!!」
「っ…ぐっ!?」
先程の影響で持っていた武器も僅かだった私は徐々に追い詰められていきました。もはや…ここまでか。グリースは力を溜め始めてる。そう思っていた時、フーゴ様が…
「おい…ビリャオ…」
「フーゴ様…!今動いては…」
「実は…よ…もうひとつ…あるんだ…究極の…技が…」
「!!!」
「国王…陛下は…助けられなかった…俺らも…戦えねぇ…けどよ…ぐっ…この国だけは護って…くれ…」
「究極の技とはいったい!?」
「我らが命よ…!!!!眼前にいる強き戦士に至高の力をもたらし給え…!!!究極奥義…継承・散命桜如し…!!!うおおおおおおおおおおおお!!!!!」
「何をする気だ…!!貴様らっ!!!くっ!?この光では前が…!!」
「!?フーゴ様!!!フーゴ様ーーーー!!!!!」
きゅぉぉおおおおおおおお…!!!
…………
「くっ…奴はドウナッテ…!」
「…散りゆく命は桜の如し。命何時かは塵のようになれど…真の塵ならず、鮮やかに天に舞う。我が友の心に応えるならば…忌まわしきこの国の呪いを我が手で晴らさん。」
「命を捨て、妖力を継承シタダト…!有り得ぬ、そんな妖術聞いた事ないぞ!!」
「…」
フーゴ様、今私はこの貴方の残した力と私の武器で…忌まわしき呪いを終わらせましょう。
「…shoot」
「また銃撃か…しかし、その程度…ぐほっ!?なっ!?銃の弾が…私にキズをツケタ!?」
「この国の人々の思いを…力を。全てをあなたにぶつけます。覚悟はいいですね?」
「ふん…覚悟?覚悟スルノハ貴様だ!!この攻撃…ヨケラレマイ!!」
…たくさんの黒い腕が襲ってきました。だが、動きが遅く見える。これもフーゴ様が私に託した力なのでしょうか。なぜだか…負ける気がしなくなっています。
最後に手にしたこの二丁銃で、あいつを貫く…!!!
「ここだ!」
「…鎖よ縛れ!」
「何っ!?銃から鎖!?ソウカ、あの銃の中身ヲ妖力でツクッテルのか!!」
「お返し…ですよ!!ほらっ!!」
「グッ!!!この程度まだ…!!」